自分が欲しいものを手に入れた結果、別の誰かがそれを失うことがある。そしてそのことに心を痛める。だからといって、それを譲るわけではない。結局、心を痛めることになっても自分はそれが欲しいと選択したのだ。まず自分が一番大事だ、ということを認めた上で、どこまで他人に「やさしく」できるのか。どこまで他人を「思いやる」ことができるのか。ときに偽善的であろうとも、そこから始めるしかない。僕は聖人じゃないのだから。