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2003年07月04日(金) 眩暈

あるとき、すべてから切り離されたような孤独感を感じた。
急速に視界が色褪せ、耳に残るは他人の笑い声。

お前はどうあがいてもそこには入っていけないのだと。
そう別の自分が囁いている。
お前はくだらない人間だと。
そう別の自分が囁いている。
お前は取り返しのつかないものを失ったと。
そう別の自分が囁いている。
お前は所詮そこまでだと。
そう別の自分が囁いている。



逃げることなどできない
あなたはどこまでも追って来るって
泣きたいくらいにわかるから
わかるから
(鬼束ちひろ『眩暈』)


sora |MAIL