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2003年04月24日(木) もう二度とは戻らないあのころの未来へ

それでもいったいこの僕に何が出来るって言うんだ
窮屈な箱庭の現実を変えるために何が出来るの
(坂本真綾・岩里祐穂・菅野よう子『ヘミソフィア』)

そうやって言い訳しているだけで、
本当はやれることがあるはずだ。
ただやろうとしていないだけだ。
そんなことをいつまでも繰り返していられるほどに若くはない。
でも、変えようと思えば変えられるくらいにはまだ若い。

だから、俺はあのころの俺を変えようとして、
いくらかは変われたと思う。
それは一年前に失ったものを埋めるための作業でもある。
世の中には永久に取り戻せない性質のものがあり、
俺が失ったものはおそらくそれに属するのだと思うけど、
だからといって泣いてはいられない。
一つの物事の終わりが訪れても、俺の人生はまだまだ終わらないのだから。
それが、小説や映画とは違うところだ。


sora |MAIL