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2002年01月25日(金) 限りなく……

今日の試験も無事終了……試験「対策」をしていると、むなしくなってくるのは俺だけでしょうか……「高校のときと変わらんやん!」と。
まあ、それはともかく、試験は残りあと8個。焦らずとも大丈夫そうな勉強ペースです。だからといってバイトにせいを出しすぎているとヤバイかもですが……明日は朝からバイト。ビラ配り。といっても、ヤバめなビラ(笑)ではなく、マンションの案内ビラです。某大学までいって配ってきます。来春からの入居者をGETする作戦? よく知りませんが。俺はバイトで配るだけなので。昼からはまた別の某大学で某試験のための会場設営のバイト。明日は仕事しているうちに時間も過ぎていくことでしょう……何もしないでいると気が沈みそうなときにはちょうど良いです。1/22の日記で「明日からはもっと気合を入れていこう」と書きましたが、実はいまだに回復してなかったりします(苦笑)

『血を縁に残したガラスの破片は夜明けの空気に染まりながら透明に近い。
 限りなく透明に近いブルーだ。僕は立ち上がり、自分のアパートに向かって歩きながら、このガラスみたいになりたいと思った。』
(村上龍『限りなく透明に近いブルー』)

俺もそのガラスのようになりたい気分です(謎)
「限りなく透明に近いブルー」の向こうに「僕」は何を見たのでしょうか。それを俺も見てみたい。いや、もしかしたら、すでに見ている可能性もありますけどね。ただそのことを忘れてしまっているだけで。失ってしまっただけで……。
「限りなく透明に近いブルー」というタイトルに惹かれてこの小説を読みました、当時。前知識なしで読みだしたので、麻薬とセックスの宴が繰り広げられているのはいささか予想外でしたが(笑)、その中で全編をつらぬく妙に醒めた文章が印象的でした。中でもとくに上の一節は気に入っています。
それにしても、タイトルって大事だよなあ。この小説の初稿は『クリトリスにバターを』というタイトルだったらしいですが、そのタイトルだったらおそらく読まなかったと思います(笑)
他にタイトルで読んだのは『すべてがFになる』(森博嗣)とかかなあ。幸いタイトルだけじゃなくて中身も面白かったです。

さて、明日の朝はバイトで早いので、今日の日記はここらへんで。


sora |MAIL