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■ 油断すると渚カヲルになってしまう
「時かけ」キャラデザ貞本さんによる、千昭コメントでした。
公式ガイドブック「NOTEBOOK」には、真琴の声を担当した仲里依沙ちゃんのスナップがたくさんあり、作品そのものより、作品を取り巻く空気を閉じ込めたような内容になってます。
中でも美術監督の山本二三(やまもとにぞう)さんの絵が素晴らしく、画集が出ると聞きすぐさま予約しました。
最近、業界きっての人気スタジオは「草薙」のようで、こちらの画集も店頭で拝見しました。たしかに緻密でたいへん美しいのですが、あまりにもアニメの背景に特化してる感じで、単独で見ると物足りないのです。異世界やSFのテイストが強いせいなのかもしれませんが……。
その点山本さんの背景画は、疲れてぼーっとしながら歩いてるときふと目に映るいつもとわずかに違う風景を、そっとかすめとったような印象があります。
建物や室内をモティーフに扱った映像が好きで、雑誌を切り抜いたり出来るだけ頭で覚えたり(映像が終わると記憶がぼやけないうちにクロッキーしておく)いろいろやってます。
旅行のときも、ホテルの家具やドア、廊下、窓、階段(大好き!)、外へ出て通り抜け、舗道、舗道と建築物の接触点等々、人間そっちのけで撮影してきます。 東京都庭園美術館がオープンされたときは、なんとかしてここに一ヶ月くらい潜り込めないか、真剣に考えたほど。
もし前世なんてものがあるなら、あたしは多分近代ヨーロッパのどっかの下町で、新聞配達かメッセンジャーボーイでもしてたんじゃないかと思います。
2007年06月29日(金)
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