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■ どうしてニュースだけなのか
天皇皇后両陛下が、昨日欧州ご訪問の旅から帰国されました。
東宮妃のお加減がいまだ安定せず、東宮様もポリープ手術を受けられ、なにより両陛下も病をおされてのご訪問。 しかし皇室の海外訪問は、大使100人分に匹敵する威力があると申します。今回は両陛下共、特に思い入れがおありだったようですし、まずは無事のご帰国にお慶び申し上げます。
このようなご訪問の際いつも思うのは、何故詳細なTV番組が放送されないのだろうということ。 国家間の友好の絆を結ばれに行くのなら、我々国民もその相手国をよりよく知るべきだと思うのです。
ご訪問内容についてはニュースで概略が紹介されますが、相手国の歴史や文化などお国柄についてはほとんど触れられません。 大国ならまだしも、今回初めてご訪問になったバルト三国について、我々はいかほどの知識を持ち合わせておりましょうや。 大相撲の力士に因むのがせいぜいで、おそらく多くの人々は三国の名前も、地図上の場所も、正確に知らないと思います。
人がひとりで生きていけないのと同様、国も一国でいきりたっても何も出来ません。必ず世界全体が目に見えない連鎖で結ばれているのです。 その連鎖を確認したり、あるいは綻びを紡ぐのが外交であり、親善と呼ぶにふさわしい最たるものが皇室外交ではないでしょうか。
せめてその期間中だけでも、訪問先の詳細を、その意義を、国民に知らしめる特別の番組を放送して欲しい。
結婚などというプライベートに他者が群がるより余程、価値ある時間が過ごせると思うのですが。
2007年05月31日(木)
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