日日雑記
emi



 マリー・アントワネットに

理代子先生の人生論が続くのは、何か深い意味があるのかNHK教育。

いやはや先生のご出演を全然知らなかったので、今夜は早や3回目。47歳にして音大入学話ということは、”蒼さま”とのてんやわんや聞き損なったか、くそ〜〜; つか、もはや人生からカットされてますか、先生。


「”夢をかなえるのに遅いことはない”ってよく言いますけど、私は夢の実現には絶対締め切りがあると思う」

さすが、マンガ家(劇画家か/苦笑)ならではのご発言ですね。
40歳になって、まだかなえていない夢をノートに書き出した結果、年齢的・体力的にギリギリ間に合うと思えたのが”クラシック音楽家になる”だったそうです。

音大受験前後、入学後の顛末を綴った『ぶってよ、マゼット』(中央公論社)は、理代子先生のエッセイの中でも特に愉快な一冊です。
あたしは先生のマンガはあまり読んだことないけれど、エッセイはほとんど全部目を通したかな。(三度目の)結婚後は、人生が安定志向になっちゃったので、波乱万丈の30代モノがお薦めです。


先生のすごいのは、逆境にひとしきり打ちのめされへれへれになってしまった後も、いつの間にか復活してしまうところ。しかも転んでもタダでは起きないとばかりに、作品のネタにしてしまうところです。

ここらへん、作家の中島梓と似てるなーと思ったら、やっぱり親交があるようです。女ひとり、腕一本で男性主導型社会に立ち向かうのは、生半可な覚悟じゃできないってことよね。


何も言わずただ黙って淡々と仕事を続けるか、恥も何も全部さらけ出して世間と対峙するか。

専業と伝道の違いのような気もします。









2007年02月21日(水)
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