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■ あじゃらかぴー(@@;)
読書の秋到来で、買ったまま積ん読状態の本の山々を徐々に開墾しております。
昨日から今日にかけて読んだ某ミステリー。 さすが某年度国内ミステリー人気投票第一位だけあり、まんまと騙されましたでございますよ!
ここまで某某と書くのは、ミステリー本紹介の場合、未読の方のため細心の注意を払わねばならないからです。 でもネタバレもしたい(ヲイ#)。 だからソレとわからず書くのじゃよ。
最初は章ごとに展開されるエピソードのつながりがさっぱりで、これがどんな風に関連づけられるんだろう……と、ありきたりな好奇心で読み進めたわけですよ。 ところがどっこい、それを上回る記述上の仕掛けに、最後の最後でどっか〜んとヤられちゃったのですねー、はぁはぁ;
たとえば、登場人物の様子を読者はどのように読み取るか。多くは具体性のある記述に頼るでしょう。それと、自分の経験上知る情報を照らし合わせ、その他の関係を類推するはずです。 でも。 もしも、その「具体性のある記述」が、読者のミスリードのために配置されたものだとしたら。 ウソはひとつも書かれていません。 ただ、あたしたちが日頃いかに「都合のいい常識的な思い込み」に支配されているか、その事実を逆に突きつけられるというだけです。 巻末の「補遺」がさらに追い討ちをかけ、読者は完全にギブアップなのでした。
こんな話、およそ小説じゃなきゃ成立しないわ。要するに、映像がからんでいては表現不可能ってこってすね。
あー、面白かった! さて、次は何読もう?
2006年09月05日(火)
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