日日雑記
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 あの頃は天からお金が降ってきた

今日の夕刊に角松敏生のインタビュー記事が載っていました。
一時は表舞台から消え、プロデューサーなど裏方に徹していた彼。もう自分で歌うことはないのかなあと思っていたら、V6の『輪になって踊ろう』を覆面でセルフカバーした再登場にビックリしました。
今年でデビュー25周年を迎えますが、昔馴染みとしてはあんまり印象が変わらず、いつまでもカッコイイお兄ちゃんって感じです。

ちなみにあたしの持ってるいちばん古いCDは1984年発売の『AFTER5 CLASH』。もうすでにアフター5なんて言葉自体、死語ですね(笑)。初めてひとりで渋谷公会堂までライヴを聴きに行きました。お笑いでもいけるんじゃないかと思うくらいお喋り上手で、笑い転げて幕を閉じるステージでした。

『SKY HIGH』というチューンでは、観客が椅子に配られてるいろんなチラシを予め紙ヒコーキに折っておき、サビのとこでステージめがけて飛ばすというお約束になっていました。数えきれないヒコーキが飛び交う光景は、なかなか壮観でしたねえ。


1984年頃はバブル先駆けで、あたしのような小娘(当時)でも遣っても遣ってもお金が余るという夢のような時代でした。本当に、黙ってても天からお金が降ってきたのです。

上から下まで全身何十万円のブランドで身を固める子、飽きず海外へ出かける子、クラブだライヴだと、それこそアフター5以降は全然連絡とれない子が大勢いました。青山も赤坂も、渋谷も広尾も麻布も銀座もなにもかも、あたしたちのものでした。
角松くんの曲は、そんな時代を彩る音のアクセサリーだったのです。


もっとも遊びたい時期にやりたい放題できたあたしたちは、幸せな世代かもしれません。仮にこの先堕ちていくだけだとしても、経済的ピークを堪能したプライドで生きていけそうな気がします(笑)。






2006年08月19日(土)
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