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■ hard times (絵付き)
朝もやの中、車道の両端をうす汚れた水が這ってゆく どこからともなくただよう、イオンの匂い しのびよる湿気と冷気
遠い半島では、また戦争が始まるときいた この世界でおきることすべて、自分に関係ないものなんてない――そう思った いまも思ってる、でも
ただ、おまえに会いたい 夢じゃなく、おまえに会いたい
天国でなら果たせるだろうか いや、だめだ オレははなっから、神サマなんか信じちゃいない
その手はまだ、オイルまみれか たまには、気取って誰かと出かけたりするのか フル・フラットに傷がつくから、爪も伸ばせないと笑ってた おまえを思うたび、渡すあてのない銀細工がふえていく
港から、積み荷といっしょに運ばれる潮の香りは、 決まって水タバコにかき消される 休み明けは町じゅうに、板金と溶接の鎚の音がひびく
――アカシアの、花も咲いたよ
2006年07月04日(火)
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