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■ 1973年初版だから……
やっぱり叔母からもらったんだろうなー。 レコードだけじゃなく、本もたくさん譲ってくれた叔母でした。先日の瀧口修造やらサラ・ヴェルナールの伝記やら、ちょーっと子どもに薦めるにはクセがあったような。叔母は趣味で絵を教えていましたが、中に少し変わった様子の女の子がいたそうです。 「訊いてみたら安部公房の娘だっていうのよ。ホントかしら。サイン本も持ってきたけど」 「安部公房……ああ『第四間氷期』の」 「『砂の女』じゃなくそっちが出てくるような中学生はイヤね」 すいません、でもそんな姪っ子にしたの誰だよ。もう遥か昔の思い出です。
えーと話を戻して、昨夜思い立ってポーの作品をチェックしようと書棚をさらったのですが、肝心の叔母にもらった文庫本が見つからなくて。入りきらない本はダンボール箱等に分散保管してるため、全部かきまわしたけれどないのですー; どうやら「名作は欲しくなったらいつでも買える」とゆーことで処分してしまったみたい。『クリスマス・キャロル』も『飛ぶ教室』も見当たらないし。
発行は中公文庫で丸谷才一翻訳ヴァージョン。しかも挿絵がアメリカ初版のハリー・クラークなんだよねー(T-T) 検索してみたらまだ絶版にはなってない様子。 ポー作品はものすごくたくさん出版されてるし、名訳も多いと思うのですが、子どもの頃から慣れ親しんだ翻訳で読みたいなあと……今度から古いものほど処分時は気をつけよう;
屋根の上のまだ融け切らない雪と、雲ひとつない青空のコントラストが外気の冷たさを容易に想像させます。 「雪は、たちの悪い二日酔いのように残っている」 いつだったかABCニュースのレポートの冒頭、アナウンサーが語ってました。最近、アメリカ文学の性悪でドライなテイストが好きになってきました。
2006年01月23日(月)
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