日日雑記
emi



 23日を「鋼開き」とすれば

次回は「鋼詣」次々回は「鋼参り」などと呼べばいいのだろうか。
そんなことを考えつつ、京都の大学へ通う三回生の不思議四畳半小説を読んでいたら、突然「錬金術」なんて単語が出て来て仰け反りそうになった。およそそんな単語と縁もゆかりもなさそうなとこで出くわすと、自室を一般公開されたような恥ずかしさで身悶えしてしまう。こんな私は異常だろうか(異常だ)。

最近胸締め付けられるような青春小説(きゃv)を、片やミステリー、片やSFで立て続けに読んでしまった。明日はSFの方の続編が発売される。もちろん書店に赴き首尾よくゲットする予定だ。首尾よくいった試しなどないが。
それでなくとも積読本が多く、順序立ててこなしてる身に突発は厳しい。側室回りに義理だてる王さまの前に、ピッチピチの生娘登場と状況は似ているかもしれない。
たとえ一夜限りの火遊びであっても、何かの間違いで玉のような御子が生まれる可能性だってある(同人女にとってそれが何か言うまでもなかろう)。そんなこんなでダブルブッキングの流血騒ぎを頻発させながら、スケジュール調整に余念がないのだ。
にも関わらず、今日は「鋼の錬金術師解読パート2」なんか買ってしまう。前作同様、原作とアニメを比較対照しつつ論じる所謂「謎本」なのだが、執筆陣のムダに洗練されたヲタク魂爆裂で、読みながら涙を禁じ得ない。

「テレビアニメ版視聴者のなかには、どうにも納得のいかない思いを引きずっている方も多いように予想される――であるなら、この本を読んでいただくことで、整理をつけてもらって、スッキリキッパリした気持ちになって『シャンバラを征く者』へと眼を向けようでなはいか」

ありがとう、友よ(誰だよ)。幸か不幸か個人的観戦日までにはまだ9日もある。スッキリキッパリするための時間は充分だ。
そんな思いを胸にCDショップ前を通りかかると、スキマスィッチ「全力少年」のプロモがガンガン聞こえてきた。そーいやニューアルバム発売だったっけ。歌詞を聴くにつれ私の心は「鋼のテーマソングにはこっちの方がピッタリじゃーん♪」などと、昨日のラルク絶賛の舌の根も乾かぬうちの寝返りを見せる。早速同居人のカードでアルバム(初回限定DVD付き)を購入し、意気揚々とショップをあとにする。
ついでにそのままの勢いでローソンへ殴り込み、扱いも分からぬroppiを全て店員に操作させ鋼前売り券をゲット、帰宅の途に着いた。


どう考えても私の生活は、なにか捉えどころのないモノに支配されているように思えてならない今日この頃である。

2005年07月20日(水)
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