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■ ライトノベルス完全読本
本日のお買い物はlaica breeze「Sun over Beach」、森本晃司初画集「ORANGE」、日経BP「ライトノベルス完全読本」以上であります。
laica breezeはCMで流れてたのが気に入って衝動買い。ミニアルバム全5曲、オレンジレンジ系のラップでした。もうちょっとジャジー色が濃いかな。 森本さんは「MEMORIES」「アニマトリックス」などで知られるアニメーション作家。TVBrosの表紙イラストがめっちゃイカしてて画集を心待ちにしてたんです。自分の辞書にはありえない造形、色、線、その他もろもろ、恐ろしく刺激的。
そして「日経Characters!」がバカ売れの日経BP、この度は文庫売上シェア20%を占めるライトノベルスの特集本。ツボついてるなあ。これによるとライトノベルスの大雑把な規定は以下のようなものだそーです。
1.ティーンエィジャーを購買層としたエンターテインメント小説。 2.読者が日常的に使用する言葉で書かれている。 3.表紙・挿絵にイラストを多用し、視覚にも訴える造り。 4.まんが・アニメ・ゲームなど小説外のメディアの影響を受けている。 5.著者が子供に向って語るのではなく、同じ目線で自分が面白いと思ってることを書く。
後にライトノベルスを導く先駆的作品の多くはジュブナイルSFで、ターニングポイントは1974年(アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が放映された年)らしいです。 事件や世相も含めた詳細な年表を眺めていると、自分のヲタク人生をそのままなぞらえているようで笑ってしまいますよ。
「マリみて」や「ブギーポップ」「キノの旅」等々人気作品を始め、ジャンル別代表作紹介もあるので、体系的に読んでみようかなーな方には良い水先案内になるでしょう。実際「マリみて」が女性読者だけでなく多くの男性に支持されての人気というのは初めて知りました。 最近ハヤカワが全面的に押し出している作品「第六大陸」「マルドゥック・スクランブル」「プリンセス・プラスティック」なども、明らかにライトノベルスの文脈をもっています。 ライトノベルスから人気に火が点き一般文庫や書籍に昇格(?)した、小野不由美「十二国記」、茅田砂胡「デルフィニア戦記」、荻原規子「西の善き魔女」などの例もあり、各出版社がこぞって参戦しているのも、良質に淘汰されていく好ましい傾向と思います。
今読んでいる大塚英志はマンガの原作者であり同時にライトノベルスの作家ですが、著作「キャラクター小説の作り方」は <スニーカー文庫みたいな小説を書くための作法>とはっきり銘打ってあります。読んでいるうちに「もしかして自分にも書けるんじゃ…」と根拠のない錯覚に陥ったり(^_^;)。一方、読者の立場として小説の成り立ちや目的を知るのはそれまでと違った物語との付き合いが出来てなかなか面白いものです。
折りしも今日の朝刊に「子供に本を!」といった企画が載っていました。夏休み、読書に精励してほしい大人の願望がみえみえですが、いきなりゲーテやジョイス、ダンテを読めと言われても困ってしまいそう; まずはライトノベルスで「最後まで楽しく読み切る練習」を重ねつつ、幅を広げていくのも一つの方法ではないでしょうか。
2004年07月27日(火)
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