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■ 小津映画堪能
今週はNHKBSで小津安二郎監督作品が放送されました。同居人も帰宅して、食事しながら観るのにちょうどいい塩梅のお話です。
原節子のファンでTVやビデオで随分観たせいか、セリフも結構覚えていたり。 「こんちは」「さいなら」「ちょいと」など、今はほとんど使われない言葉が妙に心地いいですねー。街並みやお部屋の雰囲気、調度も懐かしいし。引出しが全部色違いのベビーダンスや脚付テレビ、根元スイッチの電燈、ブリキのバケツ…どこの家庭にもあったんですよ、ああいうの。
歳をとるにつれ、避けられない家族の諸問題を淡々と且つ丁寧に描写していく――小津アングルと呼ばれる独特のローアングルが、棒読み気味のセリフと相まってとても印象的です。
「いやあ、もうオマエもそろそろお嫁にいかにゃイカンよ」 「あたしがお嫁にいっちゃったら、お父さんのこと誰がお世話するのよ」 「なんとかなるよ、大丈夫だよ」 「だいじょぶじゃないわよ、どうして急にそんなこと思いついたの」 「お父さん、いろいろ考えたんだ」 「いろいろって何よ、お父さん勝手よ」 「勝手じゃないよ」 「いいえ、勝手よ」
やもめの父と、やや行き遅れている娘の遣り取り。男も女も一線を画し、控え目でしとやかな立ち居振舞いと、漠然としたやり切れなさがなんともエレガントではあります。
−−−−−−−−−−−−−−− ■本日の更新 テニプリ部室のTOPイラストを差し替えました。
2003年10月17日(金)
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