 |
 |
■■■
■■
■ 偶然
グラスにそそがれたカクテルと、それを持つ自分の指先が同じ色のマニキュアで染まっているのはなんとも得をした気分である。 基本的に口紅とマニキュアのカラーは揃えることにしているので、同色のセットが20くらいある。 本来は靴とバッグも揃えたいのだが、こちらは値段が張るものなのでなかなか難しい。
画面や空間を構成する力は先天的なセンスに負うところが大きいが、カラーコーディネートは訓練によって身に付けることが可能だ。最近女性の資格検定でも人気が高いそうである。 色の組み合わせ――というか、色そのものは数学的に分類されているため、ある一定の法則に従えば無難にまとめられる。但し、それはあくまで一般的な範疇であり、さらに個性を引き出すためには無難さを際どく崩す必要がある。どのような分野でも最終的にはセンスがついてまわるのだ。
プロの世界の話はさておき、日々の暮らしに色を添えるのは楽しい。 食事のメニューを色の組み合わせから考えるのも理に叶っているそうだ。たとえば赤が肉類とすれば緑のサラダ、黄色のスープ…なんていう具合。懐石料理や和菓子など、日本も食を彩ることにかけては世界随一であろう。 欧米では食事やお茶などのホームパーティーにおいて、テーブルに飾られた花とホステスのドレスの色が同じであることが最上級のおもてなしなんだそうである。
北窓昼光だの補色だの、入学早々色彩学で四苦八苦していた頃。カラーチャートを広げ、スケール作りでイライラしてるあたしの後ろから 「色ってかわいいものなのよね」 そう言ったセンパイの声が今も聞こえる。
2003年06月21日(土)
|
|
 |