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■ 遠く亜熱帯の国で…
だいぶ前のことだけど、ご主人の赴任でシンガポールに行った友人と当地で会う機会があった。 中学・高校の同級生で部活も一緒。卒業以来久しぶりの再会が海外なんてオシャレじゃない?と自己満足に浸ったり。すっかり英語が達者になった彼女のお誘いで、ホテルのレストランで盛り上がった。近況から始まって話題は当然昔話へと移行。
「いやあ、それにしてもびっくりしたわー。こっちでも凄い人気なんだよあのアニメ」 「へえ、でもさすがにTV放映とかはないんでしょう?」 「うん。家庭用ビデオで録画したのを日本から送ってもらって、ご近所で回し観してるの」 「あははーご苦労さんだねー。で、ご感想は?」 「ゲンドウとかいうのがアンノちゃんに似てると思った」 「言えてる。リッちゃんもイメージ合ってたよね」 「しっかし本名まんまで出すとは大胆な」 「あの二人付き合ってたの、知らなかったなあ」 「こないだ同窓会名簿届いたんだけど、二人とも住所空欄でさ」 「実家に問い合わせればわかるだろうけど…リッちゃんは数学の先生してるって聞いたよ」 「結婚したの?」 「どーかなあ…どーでもいいような気もするなあ」 「今頃美術部のみんな、どうしてるかねえ…」
チキンをつつきながら彼女と眺めた空は、遠くあの日の美術室の窓につながっていた。
2003年06月04日(水)
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