日日雑記
emi



 二人三脚

ヒカ碁コミックスの感想に書いたように、作品を分業するのってすごく興味があるんです。作画作業ではなく物語をマンガに起こすまでの一番肝心な部分の分業…。
学生時代友人と全て一緒にやったことがあるんですが、お互いの趣味の妥協や得手不得手の分配など手間がかかりました。作画に入ってからは楽なんですけどね、二人でやっつけられるから(クラスメイトを片っ端からアシスタントにできるし/笑い)。ただこの時は一緒にお話を考えたので、ストーリーと作画のどっちかだけっていう経験はないんです。だからヒカ碁はネームまで原作者が担当と知り、ちょっとビックリでした。

二人三脚と言えば藤子不二夫があまりに有名ですが、あそこは作品を分業するのではなく藤子名義の収入を分配するシステムなんですよね。
梶原一騎の一連の作品もどれも大ヒットでした。少女マンガだと古くは「キャンディキャンディ」(後の著作権問題はガッカリ;)があるし、最近はCLAMPが完全分業みたいです。でもシステムについては詳しく知りません。

竹宮恵子の多くの作品が増山法恵との共作だと知ったのは割と最近のことです。増山さんは絵を描かないので作品は全て竹宮名義にしてたとか。現在は二人の名前が載っています。
「ストーリー面で私が主導のもの、増山が主導のもの、ふたりで一緒のものがあり、読者はその違いを敏感に嗅ぎ分ける」ということですが、あたしは全然区別つきませんでした(笑)。

尤も分業における一番の興味は「自分はこうしたいのに」という欲求が破裂してケンカになんないのかなあってとこなんです。相手によって自分の思いもよらない表現の可能性に驚きや喜びがある。それは容易に想像つくけど、「ここだけは譲れん」な場合も当然あるでしょう?
お互い大人だし、信頼もあるし妥協もできる。でも表現者としてぶつかり合いやジレンマのストレスがあるのではと、つい思っちゃうんですよねー。

2003年04月24日(木)
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