 |
 |
■■■
■■
■ やっぱり好きだから
今からちょうど10年くらい前、生活に追われるだけだったあたしに突如マンガの神様がご降臨。長いブランクを埋めるため怒涛のように単行本を読み始めました。もう毎日のように書店に行き、次から次から…。
それまではマンガ(この場合少女マンガを指す)はあくまで独立した媒体で連動するのはアニメくらいかなと思っていました。でも、少年が主役の作品を多数読んだためか、実在のロックバンドやアイドル、俳優やモデルが結構陰日なた(笑)にからんでいることに気付いたんです。 そしていかに男の子をかっこよく描くかがその後のあたしの命題になりました。
作画に関するリハビリはとても大変で、線の引き方から改めねばならず、かなり苛酷でした。いわゆる「イリヌキ」世代なので、単調で無機質な線がどうしても描けないのです。マテリアルは上から下まで全部変更。「デッサンに裏打ちされた絵が描ける」などといったプライドは捨てました。持っているだけムダで邪魔でしたから。 それよりも勢いが全てでした。日に日に変わる自分の絵が楽しくて、何十冊ものノートやクロッキー帳をつぶしました。
その時のお手本というか参考書はメンズノンノやGB、B−PASSのような音楽雑誌が中心。おかげでデビューしたばっかりのaccessに引っ掛かり今でも尾を引いてます(笑)。モデルでは反町くんがまだブレイクする前で、線の細さが残る美形ぶりにため息ついてました。でも一番のお気に入りは田辺誠一くんだったのじゃ! 当時のスクラップブックを見ると本当に笑えます。もう田辺くんの写真集状態。知的でワイルドで別格って感じでした。 「イタズラなKISS」(多田かおる/故人)の主役入江くんは、実は田辺くんがモデルときき「さもありなん」と思ったものです。初めて声優に挑戦したCDブックも買いましたさ。 ゲスト出演したTR(まさか千ちゃんの後継になるとは思わなかった!)や徹子の部屋も録画してあります。「絵を描くのが趣味」だった彼がベルリン映画祭で短編賞を受賞したのもらしかったですねー。
そんな彼も結婚し、TVCMで娘のBFにやきもきするヤンパパを演じるようになりました。英風パブリックなイメージの学校にスーツでお迎えに来る田辺パパ。似合いすぎで倒れそう。
2002年12月02日(月)
|
|
 |