| 2004年08月01日(日) |
レアルはやっぱすごい |
最近サッカーの試合を見逃してばかりだったんですが、今日のヴェルディ対レアルはしっかり見ました。いやあ、プレイヤー当時もレアル、つーかヨーロッパのサッカーはレベル高いなあ、と思っていたんですが、いざ指導者側になってみたらそのすごさを再認識させられましたね。 特別難しいことをしているわけでもないし、一人で11人抜いたりするわけじゃないんだけど、サッカーへの理解度がすごい。よく子どもらに「今、何考えてる?」って練習中に言うんだけど、レアルのどの選手にも90分間無駄な動きがないね。走るスピード、方向、タイミング、そのすべてが完璧。だから少ない動きで効果的に攻められる。さらにパスとトラップの正確さ。ただパスをする、トラップをするじゃない。パススピードからスピンのかけ方、バウンド、そのどれもに手抜きやミスがない。トラップというよりもファーストタッチも正確。ワンタッチで前を向く技術はもう目を見張るね。正直得点シーンはどうでもよかった。サルガドとかベッカムが下がり目でボールをもったときが一番おもしろかったね。しっかりDFからMF。FWとつないでくれる。しかもFWもためをつくってMFに返したり、基本的なサイドからの崩しもしてくるし、もう教科書的なサッカーだった。ビデオ撮っておけばよかったなぁ。
それに比べて、アジアカップはつまらんね。まずあのブーイング。サッカーは国と国との戦争だなんてよく言われるけど、マジで政治持ち込んでどうすんだよ、くそが。しかも国家斉唱中にブーイング?あれは許されないでしょ。もちろんあちら側からしてみればそれなりの理由があるんだろうけど、そしたら他の方法で来いよ。サッカー巻き込むんじゃねえ。すげえ気分悪い。だからアジアのサッカーって嫌いなんだよ。いろんな意味でレベルが低い。 で、内容もボロボロ。中田、小野、稲本がいないからヨーロッパのように中盤をつくれない。だから中村を中心にすえて、遠藤と福西がボランチでフォロー。おいおい誰が攻めるんだ、って思ったら結局三都主がサイドからしかけるしかない。そこからFWに放り込む。で、相手は単純なカウンターサッカー。どこがおもしろいんだ、こんなの。連携もできてないし、ボールタッチの精度も低い。意図の分からないプレーが多い。そりゃあ、俺自身ヘタだから文句いえないけど、正直日本てあんなもんじゃないよ。やっぱサウジとか韓国あたりとフルメンバーでやる姿が見たいね。会場は日本か韓国がいいな。楽しいサッカーを見たいです。
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