雨のち晴れ...scbellen engel
きこえる - 2007年02月10日(土)


聞こえるんだ。
家の中にいると。

クゥーンて鳴く声。

最初は思い込みだと思ってた。
でも違うみたい。
Jr.2も聞こえるっていう。
彼女は息を引き取る瞬間に、あのこのか細い腕を握ってたから
尚更かと思った。
思い込みがね。

でも、やっぱり違うんだよね。
こうして、一人で家にいても ごはんを食べてた時間くらいとかに
聞こえる。
呼ばれる。

なんていうんだろう?

気配というか、例えば戸を開けた瞬間に あのこが走ってきたり
傍で包まって寝てたりっていう そういうのを感じる。

不思議。


昨日は仕事から帰って、久々一人で家にいたから
「空を読む」と「しるし」を聞いてわんわん泣いた。
気づいたら「会いたいよぅ。。。」なんて言ってた。

泣いてたら、あのこだって心配するの分かってる。
あのこが空で友達作って走り回るのを願っているんだ。
なのに、あのぬくもりとかしぐさとか。
全てがこの手から腕から離れない。

従兄弟のときもそうだった。
冷たい額にあてたときの感触が未だに手先に残ってる。
はっきりと。

いつまでもメソメソしているわけにはいかない。
だから職場でも、聞いてきた人にしか結果を話してない。

「しるし」の歌詞にある。

いろんな顔をした君を知ってるよ
何をしていたって思い出して苦しくなるんだ

そのとおり。
そして、空で走る姿を思って「空を読む」


あと少ししたら、桜の季節。
もう、あのことは見られない。
桃色絨毯には座らせてあげられない。
桜が咲いたら…
「めまい」を聞くんだろうか…


あのこが見えなくなって、父の事から何から全てが湧き出しているのか
あっというまに扁桃腺が腫れてしまいました。
仕事にも身が入らない。
でも。
周りに迷惑かけたくないから、言わない。
立ちくらみしたり、眠れない日が続いています。

それではまた。





 past  INDEX   will




my bookに登録





↑エンピツランキング投票ボタン