幸福と 科学   ...ごとうみちこ

 

 

なぜあの本屋が好きか - 2003年05月15日(木)


この街でいちばん気に入ってる本屋は、
と聞かれたら、私はすぐに挙げることができる。

なぜ、そこが気に入っているのか?

品ぞろえがいいから?
職場から近いから?

どっちも、理由のひとつだけれど、
いちばんの理由について、もっと別の理由について、
さっきふと、気がついた。

それは、「あまり広くない」ということ。

厳密に言うと
「ワンフロアあたりの面積が過剰に広くない」
ということ。

その、私が気に入っている書店は、
ワンフロアがそれほど広くないかわりに、
1階から4階までジャンルごとに分かれた、
ビル構造になっているのだ。

これが、実はとてもわかりやすい。
入り口も、正面にひとつしかないので、
人の流れが、とても単純である。

つまり、フロア内においての水平感覚と、
上下に重ねられた階層の感覚、垂直の感覚が、
非常に明快なのだ。

私がいやなのは、ワンフロアでありながら
どこまでもずるずると広い書店だ。

たとえどんなに品ぞろえがよくても、
この「たくさん歩く感じ」について、
実は不快に感じていたのだと思う。
“ウロウロしながら狙いを定めたい”私には、
なおさらだ。

…と考えていたら、
これって「見やすいサイト」「見づらいサイト」
にも通じるものがあるような、と思った。

みんなは、どんな本屋が好きですか?


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