今思うと - 2003年03月28日(金) 私が勝手に「財産」かもしれないと思っていること。 それは、幼稚園から大学まで一貫して 通った学校という学校すべてが「緑の中」にあった ということです。ほんと、みごとに全部。 たとえば幼稚園は、 町はずれのジャガイモ畑の真ん中にあって、 広い広い芝生の庭にはヤギがいた。 だから幼稚園の記憶というと、私はまず、 緑の芝生にぱらぱらと散らばった ヤギのふんを思い出す。 たとえば高校は、函館でいうところの 都心であったにも関わらず、 学校の裏にはユウレイが出るというウワサの 国有林があったり、五稜郭公園があったり、 というか学校自体が松林に囲まれていたりと 非常に目に優しい環境でした。今思うと。 そうそう。教室の外は、すぐ下に芝生の草原があって、 その真ん中には「この木なんの木」のように 一本だけ大きな木が生えていました(あれ何の木だったんだろうね)。 それは、30クラスあったすべての教室から 同じように見える風景だったんだよな。 いま考えるとイキだね。 しまいには通っていた予備校まで、山のそばだったしな。 私は昔っから(幼稚園はよく覚えてないけど) 割とこう、ひとりで煮詰まることが多かった人なので、 そうなったときはそっとひとりで抜け出して、 ボーーーっと、木とか、海とか、眺めているようなことが 多かったかもしれない。今思うと。 それは、「あらかじめ与えられていた」 救いだったように思います。 今思うと。 -- モエレ沼公園グッドデザイン大賞受賞記念 のフォーラムを見に行って、その後に考えたこと。 -
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