Rock'n Roll USAGI

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2004年10月30日(土)   残された命

あなたが望むなら、ワタシはなんでもしよう
あなたがいなかったら、ワタシは今のワタシじゃなかったから
働いてた親に代わって、育ててくれたおばあちゃん
おばあちゃんと言うよりは親に近い存在…


ママりんから病状を聞いて、「今回がちゃんと話が出来るのが最後だろう」と思った。
おばあちゃんも自分の死期を悟っているのだろう。
自分のお葬式の話やらいろいろ考える。
そんなことは気にしなくていいと言っても、やっぱり気にする。


急遽、岡山のおばあちゃんの家にぷうたと二人で行くことにした。
棺の中に入れるお気に入りの着物と遺影にする写真を取りに行くために。
震える手でメモしてくれた。
「私が着ていくもの。パッとした空色の着物。」
「その着物を着た新年会のときの写真(3人で映ってる)」


片道3時間。
ダンナがクルマの運転に慣れてる人でよかった、とつくづく思った。
田舎に着いた。
まさかこんな形でこの町に来ようとは。


家に入った。
冷え切っており、くもの巣がたくさん。
なんともいえない気持ちだった。
いくらおばあちゃんの家とはいえ、留守の家をがさごそ探し回るのは躊躇いがあった。


でもそんなこと言ってられなくて。
探し回ったよ、写真。
言われた写真が見当たらなくて。
着物は必死の思いで見つけたけど。
写真がどうしても見つからなくて。
探してたら、ワタシがおばあちゃんに送った手紙がたくさん出てきた。
幼稚園のころからの手紙。
ちゃんと取っていてくれたんだね。
ごめん。
涙が溢れてしまいます。


おばあちゃん、写真たくさんあるんだね。
知らなかったよ、こんな顔もするんだね。
でも、言われた写真がどうしても見つからないの。
数時間探し回ったけど見つからないの。
仕方ないから、写真を手当たりしだい集めて紙袋に入れて持って帰ることにした。


用事を達せなかったショックで気分が凹む。
ごめんね、おばあちゃん。ワタシ、探せなかった。
家に帰って、見つからないことを謝った。
そしたら。
「いいの、どんな写真でも。なかったらあんたが似顔絵描いてもいいの。」って。


夜、家族で写真を見てた。
「この顔のおばあちゃん好きなんだけど」ってベッドのおばあちゃんに見せに行ったら。
これよ、これこれ。
そうだったんだーーー。
これなら真っ先に見つけてたのに。
でも…すごく嬉しかった。


だけど…着々と準備が進んでるのが怖い。
あと何日生きられるんだろう。



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モリリン
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