愚者
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2006年09月04日(月) 未練

 高校野球も終わり、夏の終わりが近づいてきた。
「精一杯やったから悔いはありません。」
この時期に必ず聞く言葉だが、真実ではないと思う。

 スポーツをやっていた人なら、それもかなり入れ込んでいた人なら
この意見が分かると思っている。
血の滲むような努力、毎日の積み重ねを発揮しても
人間の差で勝ち負けが決まる残酷な瞬間である。

 「悔いが無い」と言うくせに、何故涙が止まらないのだろう?
晴れ晴れとした顔で「悔いが無い」という人を見たことはあまりない。
私自身も全力を尽くして負けたとき、悔しくて仕方が無かった。
実力を出せなくて悔しい思いをしたこともある。
ただ、そのときの悔しさは後々まで残らない。

 運動、勉強、恋愛、全てに於いて一生懸命になればなるほど
後悔し、それが未練になっていく。
人間とは、特に男はそんな生き物だと思っている。
男として情け無い部分であると思うが、男として
無くしてはいけないところでもあると思う。


誠幻