愚者
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2006年05月03日(水) 要領

 昔から要領は良かった。
子供の頃、先輩や友人と訳隔てなく、嫌われ者でも
誰とでも同じように付き合える自分がいた。
それは表面上だけの交流であることは誰にも分からなかったようだ。

 社会人になるまでは、ひねくれていたけど
真っ直ぐにものごとをとらえていた。
社会人になり、真っ直ぐものごとを考えたり
言ったりしてはいけないと教えられた。

 そんな体制とずっと闘ってきたと思う。
でも闘いにはならなかった。
赤子の手をひねるどころか、いくら言っても
企業や社会の常識は変えられない。

 幾度となく打ちのめされ、私は逃げ場を失った。
その場所に追い込まれたことは、私の意志ではない。
でも、逃げている!といつも言われる。
追い込んだのはあなたたちです!と言えない。
言っても分からないのは明白である。

 片足を無くした人の気持ちは健常者には分からない。
でも苦しみを理解しようとすると思う。
その理解しようとする部分が欠落している人たち・・・
何故いつもあなたたちは自分の言うことを正当化しようとするのか?
十分に世間はあなたたちを認めています。

 社会人になった頃、兄とよくいろんな話をした。
今でも兄と話したことが教訓になっていることも多い。
バカの壁という本がベストセラーになったが、兄との会話には
この本に書かれていることそのものだった。
理解しようとしなくても、要領だけ良ければそれがすべて、とは
思いたくないが、それが現実でありその通りでもある。


誠幻