いつも作家買いしてる方々の新刊が出たので購入しました。 発売日近くだと、田舎の本屋でも在庫はあるもんどすな〜。
西田東さんの久々のコミックス「見つめていたい」どす。 祝、初のカラー表紙(笑)! あんまりカラーは慣れていないんでせう、あっさりした塗り方が西田さんらしくてナイスです(これでも誉めてる)。 離婚間際の中年サラリーマンとフリーターの青年のどっちつかずの恋。 二人の感情のやり取りがリアルで切なくていいっす。
もう一冊は友人のサイトで紹介していて、発売してるのを知らなくて、急いで買いに行きました。 依田沙江美さんの「ブリリアント★BLUE」。 故郷にUターンしてきた工務店の跡取章造とその幼馴染七海のラブストーリー。 依田さんの受君には何パターンかあるけど、これは「アホ受」(笑)。 これの受君、超絶天然で可愛いです〜。 依田さんのこのパターンの受君達は皆可愛いですけど。 しっかり者の攻君がついついほだされて面倒を見てしまう内に、愛が…ってパターンかな。 実は七海にふられる変態中年がワシのツボだったりして〜。 卑怯なおっさんなんで、嫌われるタイプだと思うけど、卑怯ぶりとナルシーぶりがちょっとN江っぽかったんで。 やっぱ、ワシの趣味って変なのだろうか(自爆)?
さっきちょっとネットをさまよってたら、何故か「ペレアスとメリザンド」の解説ページに辿り着きました。 実は十代の頃、FMのオペラの解説番組で「トリスタンとイゾルデ」や「ペレアスとメリザンド」を取り上げたのがあって、それを聞いてちょっとはまりかけたのを思い出しました。 曲自体はあんまり知らないんだけどね(^^;。 両方共、禁断の愛、ぶっちゃけて言えば不倫物だね。 ただ、舞台が中世ヨーロッパで出て来る人物も王族で美形ばっかりなんで、ローマンチックなのよね。
「ペレアスとメリザンド」は台本がメーテルリンク、オペラ版はデュビッシーが作曲だそーです。 曲自体は忘れちゃったけど、さぞや美しいメロディじゃろう。 劇の伴奏用に作られたフォーレ作曲の組曲版なら家にレコード(CDじゃなくてレコード)があるので知ってるけど、こちらも美しいの極地!
内容は架空の国の王子ゴローが、森の泉で知り合った美女メリザンドに一目惚して結婚するけど、妻メリザンドの方はゴローの弟のペレアスを好きになっちゃうの。 で、ワシの記憶ではメリザンドはペレアスと本当に不倫しちゃってるかと思ってたけど、解説読んだら、キス止まりだったんだって。 まっ、キス止まりでもお互い愛し合ってたんだから、不倫なんだけどね。 結局ペレアスは怒り狂った兄に殺されちゃって、メリザンドもゴローの子を生んだ後、産褥死っつう救いのない終わり方みたい。 この終わり方って結構作者の目が冷静ってことなんでせうね。 中世の伝説でなく、近代文学らしい終わり方かもしれんですね。 実は、こういう終わり方・…、嫌いじゃないです((((((^_^;)。
なーんか、ワシの手に掛かると、美しい恋物語も卑俗的になっちまうけど、音楽(再度書くけど、フォーレのしか知らんので…)はとっても綺麗なので、どなたかイメージイラストなんぞ書いて下さらんかのぅ?
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