■『今日は高田馬場のごっしー』■
2005年07月08日(金)
の事務所で打ち合わせしてから、渋谷のOn AIR WestにPerfumeのライブを見に行きました。
あのハコは超ヒサブリ! 最後に行ったのはGURUGURU初来日の時だったか。 マニ・ノイマイヤーが感激の余り泣きそうになっててね〜。 もしかしたらアモンデュール2の時かもしんない。新し目の曲が最悪のアメリカンロックでね〜。 プログレ〜サイケな昔の曲になると燃え上がり、新曲で床を見つめるオーディエンスという 構図が明瞭で面白かったライブでした。いずれにせよ懐かしクラウトロック。
そんな昔話はどうでも良いとして、はじめてのPerfumeライブ。 今まではイベントで歌を聞いたり、握手会には行った事があります(パフュヲタ某HP氏の強制)が、 きちんとしたライブははじめて経験しました(CDは上京後リリースの三枚は全て買っていました)。
感想。非常にフレッシュで面白く感じました。楽曲のクオリティが高く、 今後所謂“高感度人間”(死語?)の必須アイテムになりそうな予感がします。 主な方向性としては「ポスト渋谷系基調のピコピコテクノポップ」と形容出来ると思います。 最近のWの路線をさらに先鋭的にしたイメージ。アイドル面ではなく、音楽面でハロー!を 好きな向きにはうってつけでしょう。 ちなみに十分クラブ対応のサウンドでもあります。
個人的には“かしゆか”という娘のボーカルが快く感じました。舌っ足らずの声優声なんですが、 バックトラックがしっかりしているので、そうした萌え声の魅力が非常に引き立っていると 思います。娘。の「涙が止まらない放課後」とは全く逆の現象ですね。
メジャーデビュー曲も聴きました。ケロケロAUTO-TUNEからはじまる 実にエクスペリメンタルなポップス。確か歌詞に日本語は殆ど出て来なかったはず。 アレが売れたら日本語ガールズポップスの景色は変わるでしょうね。多分売れないとは思うけど。
トータルとしては、楽曲のクオリティが高く、方向性も一貫していて非常に心地の良い ライブでした。提示される世界観が一定しているんで、安心して身を委ねられます。 ただ、各曲の音のテクスチャーのベクトルが等質なので(ピコピコ電子音、キラキラグロッケン、 ウィスパー的舌足らずボーカル等)、やや飽きる面もなきにしはあらず……と言ったら 「多様な方向で低い音楽性よりかは全然いいじゃないすか!」とPerfumeヲタさんに怒られました(笑)。 一体何の事を言っているのでしょうか?(涙)
翻って考えてみて、ハロー! にビンタを浴びせる可能性もないことはない存在だと思います。
パフォーマンス集団「グラインダーマン」の放つ火花をバックに、とてもアイドルポップス とは思えないマニアックかつ高品質なメジャーデビュー曲「リニアモーターガール」を 初披露する彼女たち。その生き生きと躍動する姿に新しい胎動を感じました。
音楽好きなヲタさんは、彼女たちに注目して損はないかと思います。
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