■『矢口ふたたび』■
2005年04月26日(火)
■内在的ヲタと外在的ヲタの温度差 今回の騒動に関して、一般にモーニングの現場に足を運ぶようなヲタは無関心あるいは 忘却傾向にある。それどころかむしろモーニング不死鳥説的な賛美に走る傾向すら存する。 それはおそらく、矢口脱退でモーニングが壊滅的な状況になるのでは? との危惧が 先立つからだ。そこで、矢口無しでもそれなりに締まったライブ(僕が見た時〔脱退発表 3日後の前橋公演〕も確かに破綻は殆ど感じられなかった)を見せられて一安心、 いや大感動に陥るのだ。それはそれで当然の反応だろう。 しかし、矢口問題とそれによって惹起された新モーニングの健闘は本来別問題であることは 忘れてはならない。起源の転倒と忘却に警戒を。
ヲタであれば、想像がつくはずだし、想像しなければならない。自分の推しメン、 推しグループ、推しアーティストに明日何が起こるか分からない事を。記憶しなければ ならない。たかがFRIDAYされただけで、たった2-3日の話し合いによって、7年間娘。を 支えて来た功労者が消えるという事実を。
対して、元ヲタ、外在的ヲタ、ライトヲタは憤慨傾向にある。元ヲタに関しては、 矢口という古株メンバーに降り掛かった問題という事実が大きいのだろうが、外在的ヲタ、 ライトヲタは矢口の処遇には、一般社会の良識に基づいた対応を求める。 闇雲な寵愛、擁護ではない視線だからこそ見えてくるものもあるというところだろう。
■ハロー!メンバーの言葉 今のところ、モーニングライブ、松浦ラジオ、飯田映画記者会見、Mステと全ての生の 露出においてハロー!メンバーは矢口騒動について「矢口(彼女)らしい(決断)」 という同一の対応をしてますね。つまり全ては矢口の側の責任ということにしたいんでしょう。 この言葉は彼女の主体性に基づいた判断としか解釈出来ませんから。不自然なまでに 型通りな言葉。間違いなくテンプレを強要された結果でしょうか。
この間の経緯に関して、公式の「お知らせ」以外のレポートがそろそろ世に出るんじゃないかな。 どのような文脈で、状況で、どのような話し合いが行われ、あの結論がでたのか?
矢口問題全般に関しては、みなさん、じっくり自分の頭で考え、判断して下さい。
■「娘。DOKYU!」がいよいよつまらない 紺野のお菓子作り第二弾て……。ASAYANのような世間を巻き込むプロレス的大河ドラマは もう無理としても、ヲタ垂涎のハロー!メン同士の微細な人間関係が伺い知れる 「二人ゴト」「娘。ドキュメント」的な小さな物語すらないソロ番組。 しかもメンバーの内面を殆ど伺い知る事の出来ない表面的企画(紺野はお菓子作り、 道重はこども〔って3-4歳の幼児!〕相談室)ばかり。 ヲタのみなさん、是非見所を教えて下さい! ルックスの堪能でしょうか。 実質3-4分の番組ですし、CM前のコメントは悪くない。それに差し挟まれるCMが 重要だから、とりあえず見続けますが……。
■パシフィックヘブン どうしようかな? 俺は矢口、松浦のどちらかかな。歌やダンスに金をかけないのだったら、 中身のある人間のトークを聴きたい。穴埋め的、人材活用的な企画として散発的に打つ分には、 まだ「レアリティ」という点で興味が保持出来たが、持続的に行うとなると、個人的にはかなり 萎えてしまう企画ではある。
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