■『ズバッと参上、ズバッと解決!』■
2002年05月21日(火)
■ 原稿書いたり、編集したり、メール打ったりしながら「Yeah!めっちゃホリディ」を聴き狂った日。
完全にツボにハマる。
ビョンビョン伸び縮みする電子音と流麗かつソリッドなストリングスとの追っかけっこ気持ちいいーーー。 Aメロ前のドラムがドカドカいって、ギターがベンチャーズ風の間奏かっけぇーーーー!(ちなみに謎の言葉――俺には「ほわほわにいまるさん」(笑)と聞こえる――は音素材を逆回転させたもので特に意味はないそう) 最後のサビに至るBメロからの超盛り上げ最強ーーーー!!
しかし、本作の最大の魅力は何と言ってもあややのボーカルでしょう。
当初は端正ないつものあややボーカライズかと思ったけど、聞き込んでいくと今回相当スキルアップしてるような気がしてきました、あやや。Aメロの例の「おっちゃん」キャラの箇所(すんげぇ、すんげぇ)はもちろんだけど、Bメロ、サビになってもあややは一度もコントロールを失わない。それどころか女の子の立場のパートの方がさらにコントロールされた感触を受ける(おっちゃんキャラのパート、あややは笑いを押し殺しながら歌ってるニュアンスがあるしね)。でも、この抑制されたボーカルがかえって絶妙な清涼感を醸し出し、リピートを促す楽曲に仕立てている一番のポイントではないでしょうか。抑制の快楽。引き算の多産性。 以前あややのキャラ論でクラフトワーク〜デトロイトテクノを引き合いに、「機械のビートこそ感情的なビートだ」って話をしたけど、今回は楽曲レベルでその逆説を現実化させてるような気がしてなりません。この逆説ってもしかしたらあややを語る場合のキーワードかも。実存と方法の両立。もっと詳しく言及したいけど、そのためには「めちゃホリ」1000本ノックを受けねば。
と・も・か・く。マジでこの曲ヤバいって!ここまで常習性があるとある種の兵器でしょ。薬物なんかは軽く超えるって!
■ あと「ズバッっと」ってところの振り付けって、もしかしたら「快傑ズバット」の決めポーズから?
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