ムッキーの初老日記
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2007年07月03日(火) |
tomorrow先生 |
先日TVで「あだ名は良いのか悪いのか」みたいな討論をしているのをチラリと見た。 今はそんなことまで気を使うのかと驚いてしまった。 あだ名はやめた方が良いという意見の人は、それは 「変なあだ名をつけられて、それがいじめに繋がるから」だという。
なんとシチ面倒くさくも弱っちい世の中になったものよ。
私が学生の頃は、そりゃあいろんなあだ名の子がいた。 いや子供だけでなく、先生にもさまざまなあだ名が付いていた。
以前も書いたことがあるが エスキモーに似たバカ(パー)なので、エスパー君。
宇宙人に似た、ラー電人。
相撲取りの大受に似ていた女子は、ダイジュ。
意味は知らない、チョーテー君。
爬虫類に似た、ハチュー君。
改めて見てみると、結構ひどいあだ名である。
「おうハチュウー!」 「チョオオオオテエエエ君!」 「エスプアァ〜!」
と、節をつけて彼らを呼ぶ人に、悪意がまったく無かったかといえば、ウソだ。 だが、悪意の中にも親しみを込めて呼んでいたし、呼ばれるほうも 嬉しくは決してなかったろうが、ニコニコとして「なんだよぅ」と応える強さがあった。
私は志村けんに似ていたので「しむら」と呼ばれたり 佐良直美に似ていたので「さがら」と呼ばれたり
後に映画にまでなった銀行立て篭もり事件の犯人、梅川に似ていて 「ウメカワ」と呼ばれたりしていたが
傷ついたことは一度もない。
ああ、確かに似てる!と思えたし、果ては「おいしい」とまで思えた。 あだ名をつけた子を恨んだこともない。
おいサガラ!と言われれば 「愛、あなたとふーたりー♪」と歌マネをし、各テーブル(机)を回って握手をした。
私は傷ついてはいなかったが、もし傷ついたという人がいれば言いたい。 傷ついた顔をするから付け込まれるのだ。 イヤだなあと思う事柄から逃げようとするともっと辛い。 いっそのこと嫌なことの真ん中に留まれば、そのほうがずっとラクだよ。
それにしても。今改めてみんなのあだ名を書いてみると 馬鹿馬鹿しくも秀逸である。誰がつけたのか、感心する。
先生の中で、一番うまいなあと思ったのは 池田トモオ先生のあだ名である。
トモオ先生のあだ名は、トゥモローだった。
いや、正確に言うと、トゥマーロゥだ。TOMORROW。 to・mor・row [tm:rou, -mr-] めっちゃイイ発音でお願いしたい。
池田トゥマーロゥと。
笑ったら負けだ。笑わず真面目な顔で言うのだ。トゥマーロゥ と。
トモオ=トモロー=トゥモロー=トゥマーロゥ。
うまい!と思う。 負けた!と思う。
私がつけて、後の世まで残った先生のあだ名も数個あるのだが 正直このTOMMOROWの足元にも及ばない。
誰がつけたんだろう。 同級生だった人が誰か読んでいないだろうか。 知ってたらぜひ教えて欲しい。
+・+・+ オッサン君(中国産) +・+・+
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ムッキー
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