ムッキーの初老日記
DiaryINDEX|past|will
2007年06月05日(火) |
【ムッキーの北海道リポート】6 |
【6】ラスト・デイ
感動の美瑛ドライブも終わり、その夜も富良野の宿に泊まった。明日で北海道ともお別れだ。
雨の羽田を飛び立ってから今日まで、思い起こせばいろんなことがあった。 友人もりーに迎えられた雨の新千歳空港。そこで「きたろう氏」を見かけた事を書き忘れた。(まあ書き忘れるほどどうでもいい出来事なんだけれども・・・)
お土産に頼まれた北海道限定のお菓子「じゃがポックル」を買ったのはいいが、途中あまりの空腹に耐え切れず開封してみんなで食べてしまい、そのあまりの美味しさに衝撃を受け、帰りには10箱は買うしかないと誓ったこと・・・。
30年近くチーを愛し続けている大先輩に再会し(春の熊谷でのチーコンで初対面している)、チーの携帯ストラップをいただいて嬉しかったこと・・・。
もりーと4人で泊まった旅館で食べた夕食バイキングとその後のカラオケの楽しかった事・・・。
カーナビが馬鹿で、支笏湖から抜け出せず、一生このままかも・・・と言う不安感で一杯になった事・・・。 その後飛ばした高速道路の横風のあまりの強さに、みんなには黙っていたが、内心『もしかしたら死ぬかも』と恐怖した事・・・。
「北の国から」にも出てきた居酒屋だよ、と教えられ、行ってはみたが、北海道らしいものと言えば「チーズ豆腐」くらいなもので、ジンギスカン鍋だかなんだかはあったが、7月のこのくそ暑いのに鍋でもあるまい、と、どこでも食べられるような天ぷらだのエビフライを食べてしまい、不味くはなかったがイマイチ北海道を満喫出来ず不満が残った夕飯の事・・・。
どれもこれも過ぎてしまえばみな楽しく懐かしい・・・。
そんな感傷も北海道の早すぎる夜明けに打ち破られ、最終日の朝がやって来た。今日は富良野をあとにして、太平洋を目指す予定だ。占冠、日高、平取、二風谷と、ルート237を太平洋を目指し南下。太平洋沿いの小さな町、富川からルート235に乗り、海を見ながら、海の幸など堪能しながら新千歳空港に向かうという予定であった。
が・・・。これがとんでもない大間違いだったと知るのは、もうちょっと後のことである・・・。
途中の二風谷(にぶたに)という町の「アイヌ博物館」に立ち寄り、そのそばにあった昔のアイヌの住居などを再現した公園で、コロボックル気分を味わった。そして日高では「日高ケンタッキーファーム」という施設に立ち寄った。ここでは馬に乗れる。手綱を係員さんに引いてもらいながら、だいたい5分ほどの馬上散歩が楽しめる。マッチョとちょび婆が馬に乗ってる間、私はカメラマンに徹した。こんな重い私が乗るなんて、馬に申し訳がない。・・というのは表向きで、実はちょっと怖いのだ( =д=)・・・
この時点で、我々がすでにものすごい空腹であった事を覚えていて欲しい。
結構長いドライブだったが、あちこちに立ち寄ったり、車中でバカ話をしていたので、さして苦もなく楽しいロングドライブになった。 驚いたのはちょび婆の「嗅覚」で、それも「肥料のかおり」にだけ、ものすごくすばや敏感にく感応することだった。牧場などのそばを通るたびに、誰よりも早く!正確に、それを感知し、知らせてくれるのだ。
「ちょび婆、すごいね、嗅覚が素晴らしいね」と称賛すると 「いやあー他のものはダメなんだけど肥料だけはすぐわかんだー。」 と謙遜?していたので、ちょび婆には「肥料ハンター」の称号を二人から与えておいた。
そんなこんなで遂に海にでた!さあー!美味しい海の幸を食べるどーー!
だが、ここからなのだ。我々に北海道旅行中最大の危機が訪れるのは・・・!
ムッキー
|