ムッキーの初老日記
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発売を知った日から、楽しみに楽しみに心待ちにしていた ドラマCD「足寄より〜旅立ち編〜」が、やっと手元に来た。
足寄の山奥から出て来た20歳の青年、松山千春が 北海道STVラジオのディレクター、竹田に見出され 北海道の伝説に、そして全国区のスターへと駆け登って行くまでを描いた 千春の自伝「足寄より」をベースにしたドラマだ。
全編通して、竹田さんの視点から語られる、 そのタイトルどおり「旅立ち編」、千春の伝説の始まりのドラマだ。
「ドラマCDってどんなだろう?」 と思っていたけれど、最後まで聴き入ってしまった。 20歳の千春の姿が、まざまざと、くっきりと、目に浮かぶ。
千春役の塚本高史君には、正直ちょっと不満が残るが(声質が違い過ぎる) 竹田さん役の田口トモロヲさんは、うまい!!うますぎる!!
竹田さんは千春がデビューした直後、36歳の若さで急死してしまう。 解っていても、ラスト竹田さんが亡くなるシーンと、その後の
「千春・・・ちゃんとメシ食えてるか?・・・電車代はあるか? もう俺はいないんだぞ。これからは、おまえ一人で歩いてゆくんだぞ」
という竹田さんの台詞から、デビュー曲「旅立ち」が流れるシーンでは、泣いてしまった。 ずっと泣きたいような気持ちを我慢して聴いていたのだが、最後は堪え切れなかった。
ああ。千春の伝説に、最初からファンとして立ちあいたかったなぁ。
笑い所も随所にあった。竹田さんの
「なに言ってるんですか!あいつは生まれた時からテングなんですよ! それが千春なんです!自分の歌に絶対的な自信があるんですよ!」
には笑ってしまった。 生まれた時からテング( ・∇・)!ナチュラル・ボーン・テング!
千春の 「足寄公民館と言えば、俺達にとっては武道館なんですよ!」
もよかったなぁ。
竹田「千春、コンサートの衣装用にニッカボッカを2本、黒と白で作ったぞ!」 千春「ええ!でもそれってカッコつけすぎじゃないっすか!?」
もよかった。かわいいなぁ、20歳の千春。
各チャプターの終わりに入ってる、千春のデビュー当時の歌の数々も もう何百回も聴いた歌なのに、ドラマとあわせて聴くと その透明でみずみずしく美しい歌声が、心に沁みた。
今度はぜひ、いつか、映像で見てみたい。
+・+・+ オッサン君と機関銃 +・+・+
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ムッキー
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