ムッキーの初老日記
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2006年10月04日(水) 松山千春。二十歳。



発売を知った日から、楽しみに楽しみに心待ちにしていた
ドラマCD「足寄より〜旅立ち編〜」が、やっと手元に来た。

足寄の山奥から出て来た20歳の青年、松山千春
北海道STVラジオのディレクター、竹田に見出され
北海道の伝説に、そして全国区のスターへと駆け登って行くまでを描いた
千春の自伝「足寄より」をベースにしたドラマだ。


全編通して、竹田さんの視点から語られる、
そのタイトルどおり「旅立ち編」、千春の伝説の始まりのドラマだ。





「ドラマCDってどんなだろう?」
と思っていたけれど、最後まで聴き入ってしまった。
20歳の千春の姿が、まざまざと、くっきりと、目に浮かぶ。

千春役の塚本高史君には、正直ちょっと不満が残るが(声質が違い過ぎる)
竹田さん役の田口トモロヲさんは、うまい!!うますぎる!!

竹田さんは千春がデビューした直後、36歳の若さで急死してしまう。
解っていても、ラスト竹田さんが亡くなるシーンと、その後の



「千春・・・ちゃんとメシ食えてるか?・・・電車代はあるか?
 もう俺はいないんだぞ。これからは、おまえ一人で歩いてゆくんだぞ」


という竹田さんの台詞から、デビュー曲「旅立ち」が流れるシーンでは、泣いてしまった。
ずっと泣きたいような気持ちを我慢して聴いていたのだが、最後は堪え切れなかった。


ああ。千春の伝説に、最初からファンとして立ちあいたかったなぁ。


笑い所も随所にあった。竹田さんの

「なに言ってるんですか!あいつは生まれた時からテングなんですよ!
それが千春なんです!自分の歌に絶対的な自信があるんですよ!」

には笑ってしまった。
生まれた時からテング( ・∇・)!ナチュラル・ボーン・テング

千春の
「足寄公民館と言えば、俺達にとっては武道館なんですよ!」

もよかったなぁ。

竹田「千春、コンサートの衣装用にニッカボッカを2本、黒と白で作ったぞ!」
千春「ええ!でもそれってカッコつけすぎじゃないっすか!?」

もよかった。かわいいなぁ、20歳の千春。


各チャプターの終わりに入ってる、千春のデビュー当時の歌の数々も
もう何百回も聴いた歌なのに、ドラマとあわせて聴くと
その透明でみずみずしく美しい歌声が、心に沁みた。


今度はぜひ、いつか、映像で見てみたい。








+・+・+ オッサン君と機関銃 +・+・+

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ムッキー

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