ムッキーの初老日記
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「オッサン君とくるくると私」という代打日記を読んだ友人のウッキーから 先日、衝撃の思い出話を聞いた。
ウ「あれ、マジ話?」
ム「おう、マジもマジ、100%ノンフィクションだよ」
ウ「そうか、やっぱりな。ところでこれから話すのも 100%ほんとの話だから、疑わないで聞いてくれる?」
ム「おお、いいとも。なんだなんだ」
そしてウッキーは語りだしたのだが それはさすがの私でも信じられないような ウッキーの高校時代の恋の思い出だった。
-*-*-*-*-*-*ウッキーは語る*-*-*-*-*
あれは、たしか5月、新緑が眩しい爽やかな季節のことさ。 当時付き合ってた彼と、土曜日に近所の公園に行ったんだよ。
私も彼氏も照れ屋っつうかさ、ひとまえでイチャイチャするのが大嫌いな 手をつないで歩くのも「そんなことやってられっか!」ってカップルだったんだよ。
なのに、その日のその公園にはさ、私らが大嫌いな 忌嫌ってるイチャイチャバカップルがわんさかいてさ 肩を組んでベンチに座ってたり、芝生で膝枕なんかしちゃっててさ! もう、彼氏と二人でむかむかしてきちゃってね。 そのまま帰れば良かったんだけど、行く所もないのよ、高校生だし金ないし。
そんで、何考えてたんだか、今となっては良くわからないんだけど あいつらの前でもっとスゴイことしてやろう! って話になってさ、その彼氏がレスラー並みのガタイのいい男だったもんで 私をお姫様抱っこしてブンブン振り回しながら、二人で満面の笑みよ。
( ^∀^)あはは♪あはは( ^∀^)あは♪あはは!って。
もう、周りのバカップルも親子連れも、大注目よ。 「なにあれ!?」みたいにさ、びっくりした顔してこっち見ててさ もう二人ともそれで乗ってきちゃってさ、そのうち、お姫様抱っこから
ジャイアントスィングに移行しちゃってさ!
白昼の公園の芝生の上で、でっかい男にジャイアントスイングでぶん回される女! そんなありえない絵図が繰り広げられちゃったわけよ! もう完全にのぼせちゃってたよね、あの時は・・・やめられないんだもん。
ブンブン回されて、着地キメたら、笑いが止まらなくなってさ ひとしきり笑い転げて、ふとまわり見たらさ バカップルどころか、ひとっこ一人いなくなっちゃっててさ。 親子連れも子供たちも・・・だーーれもいないの(゜.゜)・・・
なんかねー。しばらくあそこの公園には行けなくなっちゃったよ。
でもまあ憎きバカップルを撃退できたから、よかったよ。うん。
そう言ってウッキーは懐かしそうに遠くを見つめていた。
ムッキー「…ひとつだけ言っていいか」
ウッキー「おう、何でも言ってくれよ」
ムッキー「オマエラのほうがバカップルだよ( ・∇・)б」
ウッキー「(゜口゜)!」
+・+・+ オッサン君出馬表明 +・+・+
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ムッキー
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