ムッキーの初老日記
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今からもう20年以上は前のことだ。
1984年。日本三大カズヨシの一人 三浦和義氏がTVに出ない日はなかった。 いわゆる「ロス疑惑」「疑惑の銃弾」というやつだ。知らない方や忘れた方は 検索すればいくらでもヒットするので各自調べて思い出して頂きたい。
当時日本中のほとんどの人が、彼を黒だと思っていた。 私も、多分やったのであろうと思っていた。
そんなある日の夜。私は今でも鮮明に覚えている夢を見た。
三浦和義氏が私の前に現れた夢。 私は夢の中で氏に、細木カズコよりもズバリと言った。
「ホントのところは、どうなの?やっちゃったの( ・∇・)?」
すると氏は
「いやホントにやってないんだよ。マジで。信じてくれよムッキー」
と言った。やってないの?ホントに?と念を押すと
「ホントにホントだよ。みんな僕を犯人にしようとしてるんだ。 まったくやんなっちゃうよ ( ´3`)」
そっか、三浦さんやってないのか。 それなのにあんなに寄ってたかって犯人扱いされて それは可哀想なことだなあ…と思ったところで、目が覚めた。
単純な話であるが、その日以来、私は彼を白と信じた。 何の根拠もない。ただ夢で私に訴えた彼の言葉を信じた。
と言うより。 語弊を恐れずに言えば、彼がやったかやってないかは、どうでもよかった。 多分、マスコミの連中が何を勘違いしているのかいい気になって 自分達を正義と思い込み、一人の人をどうにか陥れようとしている様を見て どこか空恐ろしい気がしていたのだと思う。 それであんな夢を見たのだと、そう思っている。
TVでマスコミに追い回される彼を見ては、同情し、憤慨していた。 友達にも「私は彼はやってないと思う」と言い、浮きまくった。 それ程、誰一人として彼を白と思うものは周囲にいなかったのだ。
そんな私一人の奮闘?もむなしく、その年の晩夏、彼はついに逮捕されてしまった。 覚えている方も多いであろう、黒地に白いペイズリー柄のシャツを着た彼が 手錠をかけられ、引き回され、しょっぴかれる映像を。
それから長い長い時が過ぎ。 彼の無罪が確定したのは、つい最近のことである。 (もうひとつの事件では懲役何年だかになったが、肝心の事件は無罪) 逮捕時30代後半だった三浦さんは、50代半ばになっていた。
なんだか胡散臭い感じがする三浦さん。
この不透明さ、胡散臭さが、冤罪を招いたような気がしないでもないが 私は今でも、こっそり三浦さんが好きである。
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ムッキー
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