ムッキーの初老日記
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2006年03月09日(木) いのち輝く

水戸に「さくら通り」と呼ばれる道がある。

長さにしたら3キロ程だろうか。緩やかなのぼりくだりが続く道で

その両脇に桜の木が並んでおり、桜の季節には、それはそれは見事な桜のトンネルが出来る。

毎年時期になると、用もないのにその道を通り、えも言われぬ風情を楽しんだ。


だがそれも去年まで。

今、道路拡張の為その桜の木の伐採が進められている。

話には聞いて寂しい気分ではいたが、見ていないので実感がなかった。

そして先日、その通りを通る機会があった。


・・・一番端の桜から、なくなっていた。

真っ白いきれいな切り株が、痛々しかった。

そしてもっと痛々しかったのが、次に切り倒されるであろう、隣の桜だった。


その木が切り倒されるのは、明日かもしれない、明後日かもしれない。

だがその木には、固いつぼみが、たくさんついている・・・。


人であったら「もう花なんて咲かせてなんになる」と営みを止めてしまうかも知れない。

だけどその桜は、いやその隣の桜も、その隣も、みんなみんな。

明日の自分の命の事など気にも留めずに、懸命に、咲こう、咲こうとしているのだ。


最後のその瞬間まで、精一杯生きている。

花が咲く前に切り倒される運命なのに、それでも生きる事をやめない。


いのち、輝く。


桜の木の健気さと、あまりに悲しい現実に、運転しながら涙が止まらなくなった。

もう、しばらくこの道を通るのはやめよう。





+・+・+ 水戸の裕次郎ことオッサン君 +・+・+

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03/05 多少『ジャリ』っとしたって食べちゃう。

03/04 格好いいと勘違いしている遠藤章造に苦笑。

03/03 ディズニーランドに行くと大人気なくなる。  

03/02 塩コショーしてゴマ油で焼けば、だいたいイケる。

03/01 「いただきます」の意味もわからない親はいただけない。


ムッキー

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