ムッキーの初老日記
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11月10日に群馬県前橋市で行われる、マイデステニー松山千春、 チーちゃまのコンサートのチケットが、日曜日にやっと届いた。 毎年、春と秋、年に2回のコンサートツアーを行うチーちゃま。 私もファンになってから、もうこれで5回目のコンサートだ。
春が終わればすぐ秋の、秋が終わればすぐ春のツアーを心待ちにする。 一年はあっという間に過ぎる。
だけど、或る時ふっと、 『いつまでこの幸せが続くのだろう?』と考えてみた。
そうしたら、一回一回の公演が、余計にありがたく思えてきた。 また、チーちゃまに会えるありがたさ。 また、素晴らしい歌を聴き、愛に溢れた話を聞けるありがたさ。 この公演が、もしかしたら生涯最後のチーちゃまかも知れないと思うと 今まで以上に、待ち遠しく、かけがえのないものに思えてきた。
もちろん、チーちゃまのコンサートに限った事でなく 何でもない平凡な毎日が、特別な事のように感じられる。
この世に永遠などと言うものは何ひとつ無く、全てが変化しながら流れてゆく。 人は変わり、街は変わり、そして時代も変わってゆく。 その流れの中で、偶然にも家族となり、友となった人達だからこそ 今一緒に過ごせるこの時を、大事にしないといけないんだなあと思う。
若い頃は、それにあまり気付かない。 それでいいとも思う。若いうちは、自分のことで精一杯だし 時間は、まるで永遠のようにゆっくりゆっくりと流れているから。 それが年を重ねるに従って、これが同じ時間か?と思えるほど その流れは、日に日に早く流れ出すから。 その時、わかればいい。
「何もないことが幸せなのです。」とチーちゃまは歌う。 私は、その歌の本当の良さがわかるようになって、益々人生が面白いものになった。 これからも、ただ淡々と、そんな毎日を生きて行こうと思う。
遂にバカボンのパパと同い年になる、秋の初老のもの思いでした。
+・+・+ オッサン君〜華の乱〜 +・+・+
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ムッキー
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