ムッキーの初老日記
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2005年09月26日(月) |
オッサン君の「バッチリなビデオ」 |
ある日オッサン君が外出から帰って来て、嬉しそうに私に報告した。
その話によると・・・
オッサン君が片側二車線道路を走っていた時のこと。 赤信号で車を停車させると、一台の白いワンボックスカーが 隣の車線にスーッと停まり、その助手席の窓がスウウーっと開いて 外国人の青年が顔を出した。何人かはわからないが 「モハメド」とか「ハッサン」とか言う名前が似合いそうな顔だったという。
道でも聞きたいのかと思い、オッサン君も窓を開けたら そのモハメド(憶測)はカタコトの日本語で、こう言った。
バッチリナ、ビデオ、アルヨ〜。
あまりにも予想外の発言にポカーンとしていると 今度は運転席のハッサン(憶測)が身を乗り出しながら
クルマノナカ、ビデオ、ミレルヨ〜(※試せるよ)
浅黒い肌に真っ白い歯が、あまりにも眩し過ぎる彼らは ビックリして薄笑いを浮かべるしかないオッサン君に、
「2本デ、ゴセンエン、ヤスイネ」
「5本ナラ、イチマンエンデ、OKヨ〜」
と、たたみかけるように購入をせまったが、オッサン君が
うち、ビデオ、ないから。(うそ)
と言うと、彼らは信じられないというジェスチャーをしたが
ホントにないから。と重ねて言うと彼らは顔を見合わせ
オー…ビデオナイ、アナタ、カワイソウネ。
と、心からの同情の言葉を残し、青信号とともに走り去ったという。
エロビデオ売りの兄ちゃんに同情された!とオッサン君は憤慨して見せたが 心の片隅では断った事を後悔しているのが私にはよくわかったのであった。
+・+・+ 生協のオッサン君 +・+・+
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ムッキー
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