ムッキーの初老日記
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私は、決していい飼い主ではなありませんでした。
イタズラばかりする宇佐山さんをぶちのめしたし
いくら叱ってもヤツは反省するどころか益々私に刃向い
ウサギと人間なのに、本気でケンカしたことも何度もあります。
それを恨みに思ってか、何もしてないのにいきなり
私の足や手をいきなりガブリと噛み、ウサギの鋭い前歯で噛まれた私は
ダラダラ流血しながらヤツの首根っこを押さえつけ
「この馬鹿うさぎ!お前なんか死ねアホ!」
と言っても、ヤツは「ざまあみろムッキーめ」という
小憎たらしい顔をして、全く反省の色を見せなかったものです。
それでも、私はヤツが大好きでした。
ケンカした事も忘れたようにすり寄って来て甘えたり
寝転がる私の背中に乗って丸まったり
読んでる新聞をくわえて持って行こうとするヤツが、大好きでした。
私とヤツの関係は、ペットでも親子でも姉弟でもなく
ウサギと人間の枠をこえた「大好きな同居人」でした。
宇佐山さん。
宇佐山さん。
飛蔵。
トビちょん。
チビでろくでなしのチビロク。
お前がいなくなって寂しいよ。
寂しくて寂しくてしょうがないよ。
ペットを失った時。
もう死なれるのはいやだから飼わないという人もいるけれど
ペットがいたからこそ、たくさんの幸せを感じることも出来た筈。
どちらもなしか、どちらもありだとしたら
私はどちらもありのほうを選びたい。
もっと時間が経って、ヤツの死を乗り越える事が出来たなら
その時はまたウサギと暮らそう。
いつかまた会える時まで、虹の橋のたもとで待っててね。
供養の意味も込めて、宇佐山さんのページを作りました。
作ってる間中、今まであったいろんな事をひとつひとつ思い出し
泣きながら笑いながら、夢中で作りました。
USAYAMA★MEMORIAL
ムッキー
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