ムッキーの初老日記
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2005年02月05日(土) 辰夫似の女房

先日の日記で、オッサン君が私を梅宮辰夫と言ったと書いたが
ヤツの目下の夢は、↓こういう会話がしたい、と言う事らしい。

「『オッサン君の奥さんってどんな人?』
 『あれだよあれ、あれに似てるんだ、梅宮・・・』
 『梅宮アンナ!?すげえ美人なんだー!うらやましい!』
 『アンナじゃねーよ、辰夫、辰夫。』

 ・・・って言いてえなー。あー誰かに聞かれねえかなぁ〜!」



小憎らしいヤツだが、よく考えると「これでいいのだ」と思う。
オッサン君は私を、ちゃんと私として見ているのだ、と。
私だってオッサン君をオッサン君としてしか見たことがない。


恋は、たいがいが勘違いだ。
だがその勘違いがあまりにも甚だしく度を越している場合。恋は続かない。

例えば恋のはじめ。
松たか子もしくは松嶋菜々子に似てるな♪と思っていた彼女が
ある日それはたか子や菜々子ではなく、実はホンコン似だと気付いたら・・・
一気に醒めるだろう?



そういうことなのだ。


大恥と誤解を覚悟で告白する。
大昔、私はある人にナントビビアン・リーに似ていると言われた事がある。

リアル・ミーをご存知の方は、心ゆくまで笑ってもらってもかまわんよ。
お気のすむまで笑うがよい。

ビビアン・リー。
不朽の名作「風と共に去りぬ」でスカーレット・オハラを演じた美しき大女優。
当然だが私はまったくビビアンには似ていない。
その頃は今よりもかなり痩せていた事を考慮しても、耳の形すら似てはいない。
なのにその人は、それを第三者がいる所で言い放ち、同意を求めるという暴挙に出たのだ。

「ムッキーって端正な顔してるよな、あれに似てるよ、スカーレットやった女優・・・
 ビビアン・リー!似てる似てる。な?似てるよな?」


私「( ̄□ ̄;)!! やめれーー!(←心の叫び)」


「え・・・え、ええ・・・そう言われれば・・・えーっと・・・眉毛が・・・」

しどろもどろになる第三者氏。
私はいたたまれず、下を向いたまま何も言えなかった。

その時予感がした。この恋は続かない・・・と。
私がビビアンに見えているということは
ふと平静を取り戻した時、こいつはビビアンだと思っていた女が
実は辰夫だったという衝撃体験をする事になるのだ。



それは醒める速度もマッハ級というものだろう。


私の予想通り、まもなくこの恋は終わりを迎えた。
この出来事を見れば、そうなる事は初めから火を見るより明らかだったのだ。


オッサン君は、そういう兆候が一切なかった男だ。
志村けんに似てると言われると告白したら「そっくりだ」と大笑いをしたし
今まで例えられた有名人は、志村と梅宮を筆頭に、しのざき美知や
バーバママ、ペンギン、モリクミさん、森三中の真ん中、など
ムカ!っとは来るが「まあ確かに」と納得できる人ばかり。

初めから「そのままの私」が見えているという事は
今後も容姿で幻滅される事はないだろう。
辰兄だと思っていた女が、実は松方弘樹似だったとしても
「詐欺だ!」とは言われないであろう。


その判断は正しく、知り合ってもう18年の年月が穏やかに経過している。







+・+・+オッサンズ12+・+・+

02/05 クラプトンばかりじゃなくて作詞した私にも注目してよ。  

02/04 今年はポールのポールがポロリかな。

02/03 年の数だけ豆食べて胃痛。

02/02 あ、また三井ゆりが五郎さんの話してる。

02/01 「知る人ぞ知る」の知る人の側で居たい。

01/31 イタリアルネッサンス風は良いね。

01/30 今だにドライブスルーで注文するときドキドキしちゃう。

01/29 ♪私は特別な女の子〜当ててもそのまま逃げる〜♪

01/28 茨城県内の催し物のテーマソングは石井竜也。

01/27 薄型テレビじゃ映らないとき叩く場所がないよ。


ムッキー

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