ムッキーの初老日記
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アメリカ、ルート66。
昔から憧れていた。いつか行きたいと思っていた。 2年前に旅行計画が持ち上がり、去年実行するはずが、諸事情で今年に延びた。
2年も経つと、初めに立てた計画通りにはならない事も出てきたが それでも、今年は実行する運びになっていた。
休暇もパスポートも取った。 メンバーも決まり、予算も確保でき、出発日も決定した。
だが。 ここまで来て、どうしても実行できない事情が重なって出てきた。 この数日、どうにかならないかともがいてみたが どうにもならない事は、結局どうにもならなかった。
虚脱感。
失望する私にオッサン君が言った。
「それはもう、何かが『行くな』ってオマエを引き止めてるんだぞ。 そういう時にムリムリ行っても、きっとロクな事がないぞ。 残念なのも悔しいのもわかるけどさ、仕切り直せばいいじゃん。 案外来年とかならトントンと行くかもよ?」
一理ある。 私達は泣く泣く今回の計画を白紙に戻す事にした。
だが、燃え上がった「旅行熱」はおさまらない。 この情熱をどうすりゃいいんだ!? だからと言ってR66以外の海外に行くのはちょっと違う。 行きたかったのはあくまでR66なのだ。
そこで私達は、2,3泊で国内旅行に行く事にした。 場所は、検討した結果、ちょうどシーズン真っ盛りだという
北海道
なんと北海道である。 言わずと知れたチーの故郷の、あの北海道である。
今のところ計画は順調だ。 初夏の北海道、美味しい食べのも、咲き誇るラベンダー R66程ではないにせよ、広大な大地に延々と続く真っ直ぐな国道 幸福の黄色いハンカチ・・・夢・・・憧れ・・・。
ちょっと前まで、北海道に特に何の興味もなく まして自分が行くなんて、きっと一生ないと思っていた。 なのに今は。北海道が私を呼んでいる。 こうなると、こんなにもチーを激愛したのも 北海道が私を呼び寄せるためだったのでは?とまで思えてくる。
一ヵ月後、私は北海道の土を踏んでいるはずである。
◆◇オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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