ムッキーの初老日記
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2004年01月13日(火) |
大恥体験「二十歳のインタビュー」 |
私の成人式は、今からもう19年も前になる。 月日の流れは早い。
当時勤めていたデパートで 私と、同僚だったウォーキングの友カオリちゃんは 成人式に先駆けて、組合が発行する社内報の 「祝・成人/二十歳のインタビュー」という取材を受けた。
どうしてこの二人が選ばれたのか、はっきりした経緯はわからないのだが カオリちゃんは、昔(もちろん今も)すごく可愛くて目立っており 私はといえば、別の意味で目立っていたからではないかと推測する。
別の意味というのは「バカでお調子者」という意味である。
同期で一番カワイイ子と、一番のお調子者が仲良しだったのだから かなり目立った最強のペアであったろう。
ともあれ、指定された日の閉店後、組合の応接室に呼ばれた我々。 コーヒーなど飲みながら担当の人と顔をあわせた。 雑談などしながらも、あいだに
「二十歳の誕生日を迎えたときはどんな気持ちがしたか」
などという質問を受けた。 我々は口々にふざけたことを言った。
「あの日は、夜中まで起きていました。 そして時計の針が12時になった時、 ああ、ついに私も大人の仲間入りかと思うと 胸が一杯になり、とめどなく涙がこぼれました。」
「私は今までの出来事が走馬灯のように流れ いつの日も幸せな子供時代であったと 感謝の涙が一粒頬を伝いました。」
なんてことを言い合い、インタビュアーと3人で げらげらと笑ったのを覚えている。 その他にも、とにかくそういうふざけたことを言いまくった。
ただ誤解して欲しくないのは ちゃんとその後に、真面目な答えも用意していたのだ。 一通り笑った後に、きちんと真面目に答えたのである。
それなのに・・・。 後日、全館中に配布された社内報には、なぜか ふざけた答がそのまま載っていた。
あわわ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)わわ!!
「二十歳を機に深酒は慎みたい」だの 「買い食いをやめたい」だの 「今年の目標はズバリ、セクシー」だの・・・
しかもバッチリその時撮った写真入で。
どうして!! 私とカオリちゃんは真っ青になった。 全館中の失笑を買ったのは、言うまでもない。
晴れがましい二十歳代表の座から 一気に「恥ずかしい二十歳代表」に転落した我々は その日から本当の大人になったと言えるかも知れない。
悪ふざけも程ほどに。
◆◇オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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