ムッキーの初老日記
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2003年08月23日(土) シャイニン・レディーを探して。


私が二十歳の頃、勤めていた職場に短期バイトでやって来た
竹内君(仮名)という同年代の子と友達になった。

Mr.マリックのような顔の人当りのいい子で、すぐ職場に溶け込み
定休日など、よくみんなで遊びに出掛けたりした。

個人的にも仲良くなり、当時いつもつるんでいた
「倫子の倫は絶倫の倫」でお馴染みの倫ちゃんと一緒に
彼の自宅にお邪魔して、得意のギターを聴かせてもらったり
遅くまでバカ話をしたりしたものだった。

竹内君は歌がとても上手だった。
よく自分で作った曲も弾き語りしてくれた。

そんな彼が好んで使うフレーズが一つあった。それは

シャイニン(グ)・レディー。


あまりに頻繁に出てくるので、私と倫ちゃんは密かに彼を
シャイニン竹内 と呼んだ。

シャイニン竹内は、ものすごい面食いでもあった。
それも、派手目な「ゴージャス美人」が大好きだった。
バイト中も、隣の売り場の美容部員の美人に熱を上げ
ふられてもメゲず、また次の美人に熱を上げていた。

彼には、もっと純なタイプの子のほうが似合うと思うのだが
「趣味は変えられない。俺はシャイニン・レディーを探すぜ!」
と、まったく聞く耳持たずの愛の求道者、シャイニン竹内。


その後、なんだかんだで彼と遊ぶ機会もなくなり、早幾星霜。


先日、倫ちゃんから衝撃的なメールが入った。

「シャイニン竹内君を見た!」

倫ちゃんがバイトしているドラッグストアに
偶然シャイニン竹内がやって来たらしい。

「かなりオッサンになっていたが、あれは
間違いなくシャイニン竹内君だった。
レジに入ってたので声はかけられなかったけど
奥さんらしき人と一緒だったよ。」


おお、シャイニン竹内!結婚したのか!
風の噂で3年前にはまだ独身だと聞いたが
よかったよかった!おめでとう!
ついに君のシャイニン・レディーを見つけたんだね!

「で、どうだった?奥さん。」と打つと
すぐ倫ちゃんから返事が来た。たった一行


「全然シャイニンしてなかった・・・」


( ̄□ ̄ )!! 



でもきっと、竹内君には輝いて見えたんだよね。
それが「惚れる」という事さ。


シャイニン竹内と、彼のシャイニン・レディーに幸あれ!





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◆◇オッサン君と東京ロマンチカ◇◆

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08/19 くねり過ぎだろう、LoveBodyの外人。

08/18 冷夏じゃTUBEも売れない。

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08/16 どうせ堀ちえみが企んだんじゃねーの?

08/15 小倉が休みだとみんな生き生きしてんね。


ムッキー

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