ムッキーの初老日記
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2003年07月11日(金) |
4代目がやって来た。 |
「猫吉」という3匹の猫たちとの話を、去年の8月に書いたが(参照) その後2、3度やって来た後、また3代目猫吉は訪ねて来なくなってしまった。 オスだし、縄張り争いに負けたか、傷を負って死んでしまったのか・・・。 これで3代続いた猫吉一族との絆も、ついに切れてしまったなあと思っていた。
ところが先日の雨の夜。
ザアザアという雨の音に混じって、猫のかすかな泣き声がした。 「あれ!?猫だよ。ちょっとTVの音しぼって。」 「ああ?まさか猫吉か?」 オッサン君がボリュームを下げると
ミュウ、ミュウ
確かに玄関で猫の鳴き声がする。 でもあの声は猫吉じゃない。 もっと小さな、子猫の鳴き声だ。
私たちは急いで、そしてそおっと玄関を開けた。
そこには、子猫と成猫の中間位の「こども猫」がいた。 体は白で、背中に銀色にも見えるグレーの模様が少しだけあった。 この雨で体はびしょ濡れ。 薄い色の瞳をした、とってもかわいい子だ。
私たちを見ても、逃げることもなく ナンカクレー!とでも言うように、懸命に鳴いている。
「ちょっと待ってね」 急いで冷蔵庫を見ると、すぐ食べられる物は つけ揚げ(さつま揚げ)くらいしかなく、それをちぎって与えた。
「いったいどうしてここに来たんだろう・・・」 「うん・・・不思議だよな。」 「猫吉(3代目)に教わったのかな?」 「どうやって?そんな事ってあるのかねえ。」 「猫吉の子どもかもよ。」 「それにしちゃ器量が良すぎねえか?」 「だよねー(^∀^)(^∀^)」
うにゃんうにゃん言いながら 夢中でつけ揚げを食べているその子を見ながら 私たちは本当に不思議だと話し合った。
その後、なんとその子は家の中に入りたがったが 「だめだよ、うちにはウサギがいるからね。」と入れなかった。 ホントは招き入れてきれいに洗ってあげて この子と遊びたい気持ち大爆発なのだが、心を鬼にした。
「またね」 ドアを閉めても、しばらくは玄関先でみゅうみゅう鳴いていたが その後どこかへ行ってしまった。 オスかメスか確認するのを忘れた。
本当に、どうしてうちを選んでやって来る猫が後を絶たないのだろう。 それも一度に何匹もは来ない。 1匹だけ。 そして世代交代で新しい猫がやって来るのだ。
きっとこのへんの猫の世界には、あるに違いない。 代々受け継がれている「餌をくれる家リスト」が。
4代目猫吉の出現。 また楽しみが出来た。
◆◇踊るオッサン君ザ・ムービー◇◆
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ムッキー
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