ムッキーの初老日記
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虫の類はほとんど全て苦手だが その中でもダントツに苦手なのが蜂だ。 もうそれは「恐怖」と言ってもいい。
小4の時、腕を蜂に刺されたことがある。 その時の痛みとショックは今もはっきり覚えている。 私を刺した蜂は、母にぺっちゃんこに潰された。
ミツバチだったと思うが、ショックで熱が出た。 学校も休み、2階で寝ていたが、トイレに行くため 階下に行こうと階段の途中まで下りると・・・
そこに蜂がいた。
まるで待ち伏せしていたかのように、じっとこっちを見ている。 私は恐怖で凍りついた。
復讐だ!仲間の蜂が復讐に来たのだ!(゜□゜)
私は2階に戻ろうと、ガタガタ震えながら踵を返した。 すると、その蜂がブゥゥーーンと追いかけて来たのだ!
ギャーッ!(T□T)
私は腰を抜かしながらも逃げ惑い 狂ったように手足をバタバタさせて絶叫した。 もう失禁寸前だ。
2階の物音にびっくりして飛んで来た母によって 蜂は窓から追い出されたが、その日以来、私は蜂が怖くて仕方がない。
そして、その後何かで読んだ 「蜂に一回刺されると抗体だかなんだかが出来るので もう一回刺されるとショック死する。」 という、非常にあやふやな知識の中の
2回目に刺されると死ぬ。という所だけが心に焼きついた。
私は30を過ぎるまで、自分はもう一回蜂に刺されたら死ぬ、と 本気で思い込み、蜂が幽霊よりも怖かった。 蜂を異常に怖がる私を変に思ったオッサン君に、このことを話すと
「んなわけねえだえろ!そりゃスズメバチとかそういうのだろうよ。 お前が刺されたのはミツバチなんだろ?死なねえ死なねえ!」
と言われ、死の恐怖からは開放されたのだが 蜂が怖いという事だけは未だに直らない。 たまに間違って部屋に蜂が迷い込んでくると、パニックになってしまう。
蜂は私の天敵だ。 蜂のいない世界に行きたい。
◆◇遠くて汽笛をオッサン君◇◆
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ムッキー
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