ムッキーの初老日記
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うちのビッグなミニうさぎの宇佐山さんは、満5歳。 先日ちょっと体調が悪そうだったので、掛かりつけの動物病院に連れて行った。 具合自体は大したことなく、様子を見るようにと飲み薬をもらったが カルテを見て先生が
「とびぞうちゃん(宇佐山さんの名前)も5歳になりましたか。 よかったですね、ひとまず合格ですね。」
と言った。合格とは?
「ミニうさぎの寿命からいって、5歳まで生きると合格。 7歳で長生きで、10歳まで生きるのは100羽に1羽だと思ってください。」
とのこと。
なんと・・・。
初老うさぎだ、おっさんうさぎだとは思っていたが もうそんなトシなのか宇佐山さん。 合格ラインをクリアしたという事は 言い換えれば、もう明日死んでも仕方なしと言うことか。
「いやいや、とびぞうちゃんは元気ですから 今のままならまだまだ行けると思いますよ。そんな心配しないで。 ただ、もうそのくらいのトシだと言うことだけ心に置いて飼ってあげて下さい。」
先生は私の動揺ぶりを見て、優しく慰めてくださった。
宇佐山さんの容貌は、1歳の頃と殆ど変わらない。 だけど言われてみれば、最近運動量はめっきり減ったかもしれない。 日中はケージの中で過ごし、夜1、2時間部屋に出て好きに遊ぶのだが 以前はもっと走りまわり、跳びはね、魚のようにビチビチしながら 踊っていた(タラッタラッタラッタうさぎのダンス♪は本当にあるのだ!)が 最近は一通りパトロールして自分のテリトリーににおいを付けたら あとはオッサン君のそばでずっとなでられてることが多い。
ふと思い出したようにイタズラをし、叱られると私の所にやって来て お愛想を振りまき、ほとぼりが冷めるとまたオッサン君の所に戻る。
以前は、出しておけばいくらでも遊びたがり、ケージに戻るのを嫌がったが この頃は、満足すると自分からケージに戻ってしまい
『もういいから早くトイレ掃除して、餌ちょうだい。』という顔をする。
疲れていたんだ。 いつの間にか爺さんになっていたんだ。 今までは悪さをした時は、思い切りぶん殴っていたが これからは少し加減してあげねばなるまい。
宇佐山さん。 ヨイヨイになってもショボショボになっても ボロボロになってもいいから長生きしておくれよ。 こうなったら「100羽に1羽」の10歳を目指そうじゃないか。
◆◇オッサン君的衝撃◇◆
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ムッキー
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