ムッキーの初老日記
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2003年05月21日(水) ホラー映画


水曜日、前日から続く雨がしとしと降る朝であった。
水木とオッサン君は休暇、初日の水曜は早朝から大好きなバス釣りに出かけたので
私は午前中DVDを観て過ごそうと思い、借りて来たDVDをセットした。

「ザ.リング」
ハリウッド版の「リング」。全編、今の水戸と同じく雨が降っているか
もしくはどんよりした曇りのシーンばかり。陰々滅々とした暗い画面。
同じ状況が、怖さを盛り上げるのに一役買っていた。

そう、怖かったんだが、なんかこう・・・物足りなさが残る映画だった。
まあ最近のホラーは、そういうのが多い。
確かに、怖い場面、ドキッとさせられる場面は多いし
その映像も凝っていて本当に怖い。
だけど、それだけ。

観たそばから「どんな話だっけ・・・?」と忘れてしまう。

ホラー映画にも、優れたストーリー性が必要だ。
そしてそれがあれば、ショッキングな映像や過度な演出がなくても
十分「恐怖」を味わうことが出来る。

今まで観たホラーで私が一番怖かったのは、今でも「エクソシスト」だ。
首が一回転したり、スパイダーウォークとか、
そういう映像が話題に上ることが多いし
30年も前の映画なので、そういうシーンもちょっと「ちゃっちい」。
だがこの映画は、観る者に凍えるような寒さを感じさせる。
どんなに暖かくしていても、周りの温度が数度下がる気がする。
そして人間の心理を細かく描くことによって、より恐怖を増幅させている。

ただ、私を含めキリスト教徒でない者が観ても
「宗教的概念」が知識としてないと
本当は半分もわからないんじゃないかなと思う。


数年前、ディレクターズカット版が劇場公開され
初めてスクリーンで「エクソシスト」を観た。
大スクリーンで観るとますます寒々しく、吐く息が白くなるような気がした。

一緒に行った友人のキョーコと
「なんかな・・・」
「おお・・」
「ブルーだな・・・」
「おお・・・」

二人の間に流れたのは「嗚呼無情」感であった。

でも、それでいいんだ。陰々滅々、凍えそうな心。
それが私の考える「至上のホラー」だ。





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◆◇オッサン君的衝撃◇◆

05/21 天下取ったような話し方だなぁ、榎本加奈子。

05/20 小林亜星は今でも大肥連メンバーなのか。

05/19 自販機で「あったか〜い」三ツ矢サイダーが出てきた。

05/18 リアルすぎて気持ちが悪い案山子がいる。

05/17 おやじダンサーズに入りてえー。

05/16 おっさん君の妹分も募集してみるかな。

05/15 俺、喜久蔵ラーメン食べた事あるんだぜ!

05/14 小粋なラブロマンス映画の舞台は決まってニューヨーク。

05/13 松井って「ハジメ人間」ぽい顔だよね。


ムッキー

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