ムッキーの初老日記
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オッサン君の幼友達、あっちゃんは ラッツ&スターの黒塗り4人の一番右側の小さい人に良く似ている。 細いタレ目をよけい細くしながら、いつもニコニコしている気のいい男だ。
そのあっちゃんが大昔、ガソリンスタンドでバイトしていた時 いろんな変わったお客さんがいた、という話をしてくれた。
一番びっくりしたのは、小銭を握り締めて「1リットル!」と 涙目で叫んだ人だったとか。 財布もカードも忘れ、車内にあったジャラ銭を引っかき集めたのだろうか。 確かに、1リットルあれば燃費のいい車なら10km以上は走るから・・・ だけどその小銭で家か友達にでも電話をしたほうがよさそうだが。
そして同じような話だが、7リットルの男 というのがいたそうだ。 彼は、いついかなる時でも7リットルしか給油しないのだ。 何気に見ると、お金もカードも財布の中に入ってるようなのに
「7リットルね。」と涼しい顔で言う。
10リットルでもなければ、千円分でもない。 「7」という数字にはどんな意味があったのか。 今、もし7リットルの男に再会出来たら、ぜひ問いたいと ラッツな顔であっちゃんは笑った。
◆◇おすぎとピーコとオッサン君◇◆
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ムッキー
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