ムッキーの初老日記
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昨日「龍角散」を買って来た。 まだあったことにカンゲキ。
体調は悪くないのだが、扁桃腺の痛みと たまに襲ってくる咳の発作に辟易。
のど飴はすぐ噛んでしまって役に立たず ふと龍角散の存在を思い出したのだ。
龍角散は「粉」だ。 これを付属の小さなスプーンで水なしで飲む。
「にがそーだなオイ。よくそんなモン飲めんなオイ。」
とオッサン君に言われたが、見た目ほどにがくない。 むしろ、飲んだ瞬間
「なつかしい・・・」と思った。
そう、忘れていたが小中学校の頃、龍角散は私の常備薬だった。 昔から喉と気管が弱く、咳のよく出る子供だった。
そうだ。 私の母は、私に「子供用」を買ってくれた事があまりなかった。
いちごの味やバナナの味のする歯磨き粉も プールの後のこども用目薬も 甘い咳止めシロップも、買ってもらった記憶がない。
今思うと、なぜだろう。 母に電話して聞いてみた。
「何言ってんの、買ったことあるよ!」と母。
「うそー。記憶にないんだけど。」
「小学校低学年くらいまではシロップだったよ!」
「ホントー?なんか昔から龍角散だった気がするよ。そうか・・・ 『小学生に無理矢理龍角散を飲ませる鬼母』じゃなかったのか。」
「ひでっ!あんた育てて損こいたー! 一生懸命育てて鬼母よばわりか!母ちゃんは哀しい。」
と、母は憤慨していた。でもホントに記憶がない。 きっと龍角散の記憶があまりにも鮮明で シロップの記憶は飛んでいるんだろう。
それにしても龍角散。 ヘタな咳止めや、のどスプレーより効き目は絶大。 やっぱり昔から変わらずあるものはいい。
ゴホンといったら、龍角散。
◇◆ご存知オッサン君◇◆
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ムッキー
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