ムッキーの初老日記
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2002年12月11日(水) |
にんべんに憂いと書いて「優しい」 |
関東圏だけかもしれないが、11月上旬から 「3年B組 金八先生 パート1」の再放送をやっていた。 昨日が最終回だった。
鉄矢ファンの私は、ビデオに留守録しながら 家にいる時は片手間に何もしないで 真剣に、ほぼ毎日見ていた。
主題歌は、言わずと知れた「贈る言葉」。 鉄矢ファンの私でさえ、飽き飽きするほど 今まで繰り返し繰り返し、聴かされた曲だ。
だからここ何年も、この歌をしみじみと聴いたことがなかったが 最終回の昨日、何年かぶりで、詞の一語一語をかみしめながら聴いた。
いい歌だなあ・・・。
「人は哀しみが多いほど 人にはやさしくできるのだから」
子供の頃はよく意味がわからなかったけれど 本当にそうだな、と思う。
「哀しみ」って、コンプレックスのことでもあると思った。
例えば、
太っている人が、太っている人をバカにしないように
音痴な人が、音痴な人を笑わないように
ハゲてる人が、ハゲてる人を指差さないように
子供の出来ない人が、子供の出来ない人を傷つけないように。
コンプレックスを持つ人は 他の人のコンプレックス、哀しみに対して敏感で、そして優しい。
「人は哀しみが多いほど 人にはやさしく出来るのだから。」
コンプレックスをバネにして 強くて、そして優しい人になりたい。
最終回、この歌を口ずさみながら 15歳の3B達と一緒に、私はボロボロ泣いていた。
ムッキー
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