ムッキーの初老日記
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昔、私の周囲で、ひとの100円ライターの火を
こっそり一番デカくしておく悪戯が流行ったことがある。
私も2度やった事があるが、2度とも大変な事になってしまった。
一度目は友人のライター。
その時風邪気味だった友人は、鼻水がひどく鼻の穴にティッシュを詰め出した。
しかも、キチンとちぎって丸めて詰めたのではなくただグシュと突っ込んだだけだったので
顔の前にティッシュの花が咲いていた。その友人がタバコをくわえ、ライターで火を・・・。
ッボッワ !! チリチリチリチリ !!
Σ(゚■゚)ぎゃーっ!?
一瞬にしてティッシュに引火。友人の目の前にティッシュ花火が広がった!
私 『\(゚◇゚;\)あわわわわわ!えらい事を・・・!』
必死で燃盛るティッシュを手で振り払い、大やけどは免れたが
熱い空気を吸引してしまった友人の鼻の穴はしばらくヒリヒリになり
当然だが、こっぴどく怒られた。
ただ鼻水は、ショックのためか、お灸効果か、ピタリと止まったようだった。
もう一回は会社の先輩のライター。
彼の前髪は「ヒサシ」になっていた。横山やすし師匠の、もうちょっとソフトなタイプだ。
床屋に行きたての時はヒサシが短く、伸びてくるとヒサシもどんどん長くなった。
その日、彼のヒサシは、マックスに近いくらい長かった。
休憩時間。社員食堂でタバコに火をつけた彼に惨劇が・・・
ッボッワ !! チリチリチリチリ !!
Σ(゚■゚)ぎゃーっ!?
髪が焦げる臭いが社食中にたち込めた。彼のヒサシからは煙が出ていた。
先輩も、周囲も、私もボーゼン。
私『殺られる・・・!(;゜□゜)』
だが、見た目を裏切る優しい人だった彼は
「いいよ・・・。明日床屋行く予定だったからさ・・・。もう、やるな。」
と、言ってくれた。もちろん遠い目をしながら。
週明け、先輩のヒサシはかなり短くなっていた。
他の人がやると「わあ!ビックリした!」「あははは!」で済む悪戯が
私がやったら2回ともとんだ惨劇を引き起こし、笑い事で済まなくなってしまった。
なにか呪われてるに違いない・・・。
これに懲りて、二度とこの悪戯はやっていない。
◇◆オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー
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